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2019/04/01 お知らせ

自然保護の父「ジョン・ミューア」が愛した シェラネバタの原生自然の中に浸る

ジョン・ミューア・トレイルとは
 アメリカのカリフォルニア州に南北に連なるシェラネバダ山脈の山中に全長約340kmにもおよぶ「ジョン・ミューア・トレイル」が整備されています。自然保護の父「ジョン・ミューア」の名前がつけられ1938年に完成したこのトレイルは、北は世界遺産ヨセミテ渓谷から、南は、アラスカを除く米国本土最高峰のMt.ホイットニー(4,418m)まで、ウィルダネス(原生自然)の中を森やアルパインメドウ(高山草原帯)をぬけ、標高3,000m〜4,000mを越える峠をいくつも越えながら延々と続いています。世界中のバックパッカー憧れのトレイルの一つで、すべてを一気に踏破するには約1ヶ月の日数を要します。

「ロングトレイル」の魅力が凝縮されたトレイル
 1999年に平凡社より出版された、「ジョン・ミューア・トレイルを行く」の著者、加藤則芳さんは生前、ロングトレイルを歩く理由についてこう記しています。「ただひたすら山頂を目指すことを目的とするのではなく、歩く一歩一歩の過程を大事にし、自然とふれあい、自然を感じ、自然を愛で、自然を知り、自然を謳歌するためにロングトレイルを歩くのだ。さらに自然ばかりでなく、その地域の歴史や文化の変化を体感することができるのは、水平志向なればこその特色だ」。また、ジョン・ミューア・トレイルについては「ヒマラヤの数千㍍を越える高峰のようなメインディッシュはないかもしれない。ところがビュッフェ形式のパーティーを好むものにとって、シェラネバダには目を見張るほどバリエーションに富んだ、豪勢なメニューが目白押しだ。」と記しています。短い夏を謳歌するかのように咲き乱れる高山植物や、澄み切った雪解け水をたたえ、まるで宝石のようにちりばめられた湖の数々とそれをつなぎ蛇行しながらゆったりと流れるクリーク。そしてシェラブルーと呼ばれる紺碧の青空とそれにむかって聳える花崗岩の真っ白な岩山とのコントラスト。どこを切り抜いても美しく、贅沢な景色がまるで“屏風絵”のように展開しています。そして世界中のバックパッカーたちに愛されたこのトレイルにはゴミなど一つも見当たりません。まさに自然保護の原点ともいえるトレイルです。

ハイライト部分を歩こう
 前述したように、このトレイルを一気に歩くには時間的余裕と食料などを含むすべての個人装備を担いで歩ける体力が必要です。そこで本コースでは特にジョン・ミューア・トレイルの美しさが凝縮されたハイライト部分を3泊4日のテント泊でご案内します。テント場で必要な荷物はミュール(ラバ)が運ぶためデイパック一つで本物のウィルダネスでのトレッキングを楽しむことができるのです。ぜひ、多くの方々に憧れのジョン・ミューア・トレイルを歩いていただきたいと願っています。


世界中のバックパッカーが憧れるロングトレイルを歩く
ジョン・ミューア・トレイル・トレッキングと世界遺産ヨセミテ国立公園 8日間
発着地:東京
7 / 25(木)〜 8 / 1(木)
¥638,000
9 / 6(金)〜 9 / 13(金)
¥598,000

シエラネバダ山脈のパノラマが広がり、足取りも軽い


私のおすすめ!
藤村 充宏(ふじむら みつひろ)