世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

白銀に輝くブランカ山群
　ペルーの首都リマから専用車でアンデス高原の町ワラスに近づくと、眼前には6,000m級の山々が圧倒的な存在感で迫ってきます。この白き氷雪の山々がブランカ山群です。ペルー最高峰のワスカラン（6,768m）をはじめとする山々は、いずれも白く輝く氷河を抱き、青い空に向けて鋭く天を突く、一度見たら忘れられない強烈な印象を残す山ばかりです。「アンデス」という言葉の響きに憧れの念を抱く方も多いと思いますが、その想いを決して裏切らない展望がここブランカ山群には広がっています。トレッキングのベストシーズンはまさにこれから、5月から10月にかけての乾期です。

安心のトレッキング
　トレッキングは3泊4日のテント泊ですが、宿泊に必要なテントや寝袋、マットなどはすべて現地で用意しており、また着替えなどの荷物はかわいらしいリャマやロバが運んでくれます。食事は昼食も含めてすべて現地スタッフが用意いたします。ペルーの原産であるジャガイモやトウモロコシなどをはじめとする野菜も豊富で、食事はいつも好評です。トレッキングは標高の高い場所を歩くため、入山前にあらかじめ2日間の高所順応日を設けており、徐々に身体を薄い空気に慣らしていくことができます。この高所順応日に訪れる場所も展望が大変素晴らしく、特に氷河湖・ラフコルタ湖からのぞむ名峰ワンツァン（6,395m）は標 高 差2,000mを超える大氷壁が間近に迫る圧巻の展望が楽しめます。

世界屈指の山岳展望
　ブランカ山群トレッキングの特徴は何と言っても展望する山の近さです。4日間のトレッキングでは毎日6,000m級の氷雪を抱く峻峰群が左右に迫り、まさに絶景のトレイルを歩きます。タウリラフや、アルパマヨ、キタラフなどいずれも聞き馴染みの無い山ばかりかもしれませんが、これほど険峻で美しい山々を4日間で一度に展望できるトレイルは世界中探してもなかなかありません。アンデスのみならず世界を代表する名ルートにぜひご期待ください。

私のおすすめ！
寺井 信之（てらい のぶゆき）