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2018/07/18 お知らせ

【特集】憧れのジョン・ミューア・トレイルを歩こう!

◆ジョン・ミューア・トレイルとは
アメリカのカリフォルニア州に南北に連なるシェラネバダ山脈の山中に全長約340kmにもおよぶ「ジョン・ミューア・トレイル」が整備されています。自然保護の父「ジョン・ミューア」の名前がつけられ1938年に完成したこのトレイルは、北は世界遺産ヨセミテ渓谷から、南は、アラスカを除く米国本土最高峰のMt.ホイットニー(4418m)まで、ウィルダネス(原生自然)の中を森やアルパインメドウ(高山草原帯)をぬけ、標高3,000m~4,000mを越える峠をいくつも越えながら延々と続いています。世界中のバックパッカー憧れのトレイルの一つで、すべてを一気に踏破するには約一ヶ月の日数を要します。1999年に平凡社より出版された、「ジョン・ミューア・トレイルを行く」(著者:加藤則芳氏)は、このトレイルについて日本語で詳しく紹介している数少ない書籍です。単なる紀行文にとどまらず、アウトドア作家で自らがバックパッカーとして世界中を歩いてきた加藤さんの視点で“アメリカの自然保護についての考え方”や、“ロングトレイルを歩く魅力”についても述べられている貴重な一冊です。ぜひ興味のある方はご一読いただきたいと思います。


 


◆日本でのロングトレイル整備の機運の高まりと加藤則芳さん
「ジョン・ミューア・トレイルを行く」の著書でもある加藤則芳さんは、アメリカの国立公園と自然保護の歴史、アウトドア文化に精通されており、関係著書の多くが日本の若年層に与えた影響は計り知れません。国内各所でロングトレイルの設定と誘致にも尽力されました。その結果、今では日本を代表するロングトレイルとなった「信越トレイル」が誕生しました。信越トレイルの開通をきっかけに、メディアでも取り上げられる機会が増え、日本中でロングトレイル整備の機運が高まっていくことになります。しかし、そのような状況の中、加藤さんは難病といわれるASL(筋萎縮性側索硬化症)に罹り、約3年の闘病生活の末、2013年4月17日、ついに帰らぬ人となってしまいました。

◆加藤さんの思いを受け継ぐ人々
今、日本では少しずつですが確実に海外のロングトレイルに挑戦する人々が増えています。中には加藤さんの遺志を受け継ぎ、アメリカにあるトリプルクラウン(アパラチアン・トレイル、コンチネンタル・ディバイド・トレイル、パシフィック・クレスト・トレイル)と呼ばれる3つの超ロングトレイルを完全走破し、また、日本にも新たなロングトレイルを作ることに挑戦している青年たちも現れ、加藤さんの思いが脈々と受け継がれていることが実感できます。

◆ロングトレイル、そしてジョン・ミューア・トレイルを歩く理由とは
加藤さんは生前、ロングトレイルを歩く理由についてこう記しています。「ただひたすら山頂を目指すことを目的とするのではなく、歩く一歩一歩の過程を大事にし、自然とふれあい、自然を感じ、自然を愛で、自然を知り、自然を謳歌するためにロングトレイルを歩くのだ。さらに自然ばかりでなく、その地域の歴史や文化の変化を体感することができるのは、水平志向なればこその特色だ」。また、ジョン・ミューア・トレイルについては「ヒマラヤの数千㍍を越える高峰のようなメインディッシュはないかもしれない。ところがビュッフェ形式のパーティーを好むものにとって、シェラネバダには目を見張るほどバリエーションに富んだ、豪勢なメニューが目白押しなんだ。」と記しています。短い夏を謳歌するかのように咲き乱れる高山植物や、澄み切った雪解け水をたたえ、まるで宝石のようにちりばめられた湖の数々とそれをつなぎ蛇行しながらゆったりと流れるクリーク。そしてシェラブルーと呼ばれる紺碧の青空とそれにむかって聳える花崗岩の真っ白な岩山とのコントラスト。どこを切り抜いても美しく、贅沢な景色がまるで“屏風絵”のように展開しています。そして世界中のバックパッカーたちに愛されたこのトレイルにはゴミなどは一つも見当たりません。これぞまさに自然保護の原点ともいえるトレイルではないでしょうか。ぜひ、多くの人々に、この素晴らしいジョン・ミューア・トレイルを歩いていただきたいと願っております。

文:藤村充宏(東京本社営業部)



Mt.ホイットニー山頂にて加藤則芳さんと記念撮影      



親子でジョン・ミューア・トレイルを歩くバックパッカー



サウザンド・アイランド・レイクの奥にはバナー・ピーク(3,943m)がそびえ、これぞジョン・ミューア・トレイルという絶景が広がる


■ジョン・ミューア・トレイル・トレッキングと世界遺産ヨセミテ国立公園 8日間

◎9/ 7(金)~9/14(金)598,000円【催行間近・大募集中】