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2016/04/01 お知らせ

【特集】3カ国をめぐるアルプス屈指の山旅「ツール・ド・モンブラン」

◆ツール・ド・モンブランとは
 アルプスの最高峰モンブランの山麓をぐるっと一周するツール・ド・モンブランは、全長約168kmに及ぶトレッキングコースで、アルプスに数あるトレッキングコースの中でも一、二の人気を誇るロング・トレイルです。氷河を抱く白銀の峰々の展望、アルプスならではの緑美しい雄大な谷、ルートを彩る高山植物の花々、快適な山小屋で迎える朝夕の素晴らしい色彩の変化、アルプスの山旅の魅力のすべてといっていいほど多彩な魅力を持つ名コースですが、このコースの最大の魅力は、なんといっても、フランス、イタリア、スイスと3カ国の山の上にある国境の峠を自分の足で越えていくところではないでしょうか。いくつもの峠を越えて、山群を一周し再びシャモニに戻ってきたときの達成感はまた格別です。

◆三つのおすすめの歩き方
 トレイルのすべてを歩くには2週間ほどの時間が必要です。しかしその一部は車道と並行する林道歩きや風景の変化に乏しい部分もあるため、バスなどを利用して、山岳風景のとくに優れたパートのみを休暇やご旅行の日数に合わせて歩くのがおすすめの楽しみ方です。アルパインツアーでは、厳選のパートを6日間に分けて歩く9日間コース、トレイルのほぼすべてを歩く充実の13日間コース、そして1日の行程が7、8時間を超えて長時間歩くような日を作らず、ルート上にあるいくつかの山小屋を利用して、通常よりもゆっくりとした行程で歩く11日間コースの3種類をご用意しています。

◆コース紹介(厳選されたパートを歩く9日間コース)
 ここでは、コンパクトな日程で変化に富んだモンブラン山群の絶景を楽しむことができる9日間コースを紹介します。シャモニから始まるこの山旅は、モンブラン山群の全容を把握するのにふさわしいハイライト、山上湖ラック・ブランへの日帰りハイキングからはじまります。
 日程3日目からはいよいよ山小屋宿泊の縦走トレッキングが始まります。シャモニ郊外のノートルダム・ド・ラ・ゴルジュをスタートし、牧草地から見晴らしの良いカール(圏谷)を登ります。素晴らしいお花畑をゆっくり登っていくと、次第に登山道は急になり、クロワ・デュ・ボンノムのコルに到着します。コルから少し下ったボンノム小屋がこの日の宿です。ロングコースとなる翌日のため、夜は早めに休みます。
 日程4日目は、シーズン初めには残雪のある斜面を登り、ツアー中の最高地点であるフーのコルへ。ひときわ目を引くグラシエ針峰の奥にモンブランが望めます。ここからは一転して標高差約900mの急な下りとなります。モッテ小屋を経て、標高差700mを登り返し、セーニュのコルを越えるとイタリアです。モンブラン山群の素晴らしい展望を眺めながら、コース中屈指の山岳展望を誇るエリザベッタ小屋へ到着です。
 日程5日目、コンバル湿原を経て、荒々しい山容のモンブランやグランドジョラスの南壁の大パノラマが素晴らしいルートをシェクルイのコルへ。その後、イタリア側の山岳リゾートであるクールマイユールに下山し、長かった1日の疲れをホテルで癒します。
 日程6日目はアルヌーバからフェレのコルを越えスイスに入国します。このあたりは花も多く、美しい山岳風景ともあいまって楽しいトレッキングが楽しめます。スイスのトリアンで宿泊した後、トレッキングの最終日は3度目の国境越え、バルムのコルを目指します。樹林帯の急な登山道を登りきり、視界が開けるとバルムのコルはもう間もなくです。バルムで再びフランスに戻り、ツール・ド・モンブラン・トレッキングは終了します。


 


◆おわりに
 シャモニから仰ぐと一見、平凡な雪山に見えるモンブランですが、一周を終え、様々な角度から眺めてみると、モンブラン山群のいろいろな表情、とりわけ主峰モンブランを取り巻く氷雪の山々や針鋒群など、なぜ多くの登山家がモンブランの魅力にとりつかれてきたか、その理由がわかります。アルプスでのトレッキングが初めての人にも、何度も訪れている人にも、ツール・ド・モンブランのロング・トレイルはぜひ一度歩いていただきたいコースなのです。

文:三木晃一(大阪支店)


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