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2018/05/31 ツアー情報

【特集】カナダ CMHヘリ・ハイキングの魅力

ヘリコプターを使って壮大なスケールを誇る山上の楽園へ!
 
CMHとは「カナディアン・マウンテン・ホリデイズ社」の略で、ヘリコプターを利用したさまざまなア ウトドアアクティビティを展開するカナダの会社です。山中のロッジへの移動だけではなく、ハイキングの際のアプローチ にもヘリコプターを利用し、下界とは隔絶された山々を歩くという旅のスタイルは、日本はおろか、世界中を探してもおそらくここにしかないものでしょう。そして壮大なスケールを誇るカナダの大自然を満喫するための究極の「旅のかたち」と言えます。この素晴らしい「CMHヘリ・ハイキング」についてご紹介いたします。

憧れのCMHロッジへいよいよ出発
 早朝、バンフのバスターミナルには世界中からやって来た参加者が集まってきます。CMHのロッジは完全入れ替え制のため、これから4日間の滞在を共にする仲間となります。入山日ごとの定員はわずか44人に限られています。バスに乗り込みヘリの発着場へ向かいます。
 初めてヘリコプターに乗る方もたくさんいるため、乗る前に安全な搭乗方法と機内での注意事項などのレクチャーを受けます。私たちが乗るヘリコプターは14人乗りの中型ヘリ。山岳地帯での飛行にも対応できる機材です。
 ヘリポートからロッジまでは直線距離にして100kmほど離れていますが、所要時間はほんの15分ほど。フライトの間、窓から見る景色は次々と変わり、樹林帯からメドウ(高原)、 そして遠くには氷河を抱く岩峰群が見えてきます。氷河が近くなってくるとヘリは着陸態勢に入ります。

ヘリを使って山上の楽園へ
 ロッジ到着後、昼食をとり、早速午後からハイキングに出発します。 CMHヘリ・ハイキングでは、ハイキングスポットまでの移動のたびにヘリコプターを利用します。車に乗る感覚でヘリを利用するとは、まさに贅沢の極みです。ロッジからハイキングスポットまでは平均10分程度のフライト。14人乗りの中型ヘリは安定感があり、実際に乗ってみても大きな揺れを感じることはなく非常に快適です。
 ヘリは小さな尾根に沿ってどんどん高度を上げ、あっという間に主稜線上に着陸。全員が降りたら、ヘリは次のゲストを運ぶため、すぐに飛び去っていきます。 エンジン音が消えると・・・そこは 静寂に包まれた大自然のど真ん中。CMHの一つのロッジから飛び立つエリアはおよそ東京都と同じ大きさです。山中で他のグループと交わることはほとんどなく、大自然を独占することができます。そしてこれだけ広大なエリアであるため、まったくと言ってよいほど登山道は整備されていません。 これは、ロッジの収容人数として事実上1日の入山者数を制限しているため、逆に登山道を整備しないほうが自然へのダメージが少ないためです。 綺麗なお花が咲いていれば近づいて写真を撮ることだってできます。標高2700mの尾根上から高山植物が咲きみだれる湖のほとりまで、眺めも植生も変化に富んだコースを3時間ほどのハイキングで堪能することができます。 そしてハイキングの終了ポイントからは、再びヘリに乗ってロッジへと戻ります。


   


充実した設備を 誇るCMHのロッジ
 ここで、ロッジの設備についてご紹介しましょう。まず驚かされるのが吹き抜けのロビー。 そしてロッジの設備は山奥にあるとは思えないほどの充実ぶり。1階にはフカフカのソファーが気持ちいいラウンジ、木目調が美しいバーカウンターとダイニング、そして登山靴や装備を置いておく乾燥室、売店があります。各客室には水洗トイレとバスタブが完備され、ベッドも幅に余裕のある作り。これらの設備はホテル並みと言っても過言ではないのですが、決して派手な豪華リゾートというわけではなく、現代の快適さと木のぬくもりを感じさせる山小屋の雰囲気を持ち合わせた、とても心地良い空間です。

 そしてイチオシは、3階のウッドデッキのテラスにあるジャグジー。日本風に言い換えると「展望露天風呂」でしょうか。ハイキングの後は、ここで決まりですね。ジ ャグジーとシャワーでさっぱりした後は、ゲストが集うラウンジへ。美味しいスナックとソフトドリンクはお好きなだけお召し上がりいただけます。また有料ですが、ビールやワインといったアルコール飲料も充実しています。
 夕食は専属のコックが作る3コースディナー。テーブルに並ぶ料理の品々は山小屋の食事とは思えない豪華さ。味も上品で日本人の口に合います。なお、あくまで山中のロッジなのでカジュアルな服装で大丈夫です。夕食後はまだまだ明るいので、テラスに出て写真を撮ったり、ロッジのショップでお土産を買ったり、思い思いの時間をお過ごしください。
 朝食は8時ごろからダイニングで。洋食はもちろんのこと 、和食も充実しているところが驚きです。ご飯にお味噌汁、焼き鮭、焼のりまで揃っています。



ヘリが降り立ったのは目の前に巨大な氷河が広がる場所。ここから絶景の中でのハイキングが始まる



広大な稜線上の尾根をのんびり歩く 


 
時間がゆっくり流れる贅沢なひととき
 


 
山々に囲まれたボビーバーンズ・ロッジ 


再び山上の楽園へ
 ハイキングが始まるのは朝9時ごろから。班ごとに、ヘリでスタート 地点へ向かいます。午前中は残雪が残る氷河湖周辺のハイキングへと出かけます。歩いて3日かかるこの氷河湖までのアプローチは、 ヘリを使えばわずか10分。これまでとは景色が一変し、アルペン的な風景の中を歩きました。ロッジに戻り、 午後はまた別の場所へとヘリで移動。 ここでは高山植物の美しいメドウでのハイキングを楽しみます。たった1日なのに次から次へと感動的な景色が現れ、興奮が冷める時がありません。この夢のような感動体験をまる2日間楽しむことができます。

 CMHヘリ・ハイキングはこれまで経験したことのない新しい山の楽しみ方を教えてくれます。ヘリでのアプローチ、快適なロッジ生活、ホスピタリティー溢れるスタッフとガイド達、息を呑む魅力的な山群とカナダの大自然を心ゆくまで満喫することができます。 皆さまも、ぜひ一度この上質な山旅にお出かけください。


もっと知りたいCMHヘリ・ハイキング Q&A
CMHとは?
カナディアン・マウンテン・ホリデイズ社の略で、カナディアン・ロッキーのすぐ西側に位置するパセール山脈の広大なエリアにいくつものロッジを保有し、冬はヘリスキー、夏はヘリハイキングを展開するカナダの会社です。歴史も古く、高い信頼性と上質なサービスから世界中のハイカーから熱烈な支持を受けています。

1日に歩く距離は?どんなところを歩きますか?体力が心配です。
CMHではハイキングの際、お客様の体力に見合ったグループ分けをして、歩く距離を調整します。また歩く場所はトレイルこそありませんが、危険な箇所はほとんどなく、森林限界線より高いので見晴らしも最高です。


まだ間に合う!今年の夏はCMHヘリハイキングでカナダの大自然を満喫しましょう

■2つの山上のロッジに泊まる極上の山旅 CMHパノラマ・ヘリ・ハイキング 10日間
【催行予定・残席僅か】
◎7/12(木)~7/21(土)882,000円
◎ツアーリーダー:堀口慎太郎