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2017/06/06 お知らせ

【特集】 秋のアシニボインとアルゴンキン、ナイアガラ 11日間

 今回ご紹介するコースは、秋のベストシーズンに、カナダ西部のカナディアン・ロッキーと東部のアルゴンキンを訪れ、しかも、駆け足で巡るのではなく、大自然に囲まれた人気ロッジに滞在するコースです。山麓が秋色に染まるカナダの美しい自然を堪能するのに、これ以上のコースはないと思うほどの、年に一度の特別企画です。
 旅のはじまりは、カナディアン・ロッキーの玄関口バンフです。黄葉のポプラやアスペンが夏とはまた違った雰囲気を醸し出しています。アルバータ牛のステーキに舌鼓を打ちながら、インディアン・サマーで快晴が続くという予報に期待に胸が膨らみます。翌日は、ヘリコプターでアシニボイン・ロッジへひとっ飛び。ロッキー屈指の名峰アシニボインが目の前に聳えたつ素晴らしいロケーションです。周囲にはクマが闊歩する大自然の中、毎日、雪化粧した峰々と美しい湖を眺めながら、黄金色に染まったカラマツの森や展望地へのハイキングをしました。ロッジ・スタッフの温かいもてなしをうけながら、至福の3日間を過ごしたのでした。
 旅の後半は、カルガリーから空路でトロントへ。ここから、紅葉の名所として有名なアルゴンキンへ向かいます。メープル(サトウカエデ)や松の森が広がり、大小2,000以上の湖が点在する州立公園です。足早に通り過ぎる日帰り観光バスを尻目に、私たちは、湖のほとりに建つキラニー・ロッジに2連泊です。朝は早起きをしてカヌー体験へ。流れのない湖なので、初体験の方でもすぐに慣れ、楽しい時間を過ごしました。朝食後は、赤や黄、オレンジに色づいたメープルの森の中でハイキングをして、ロッキーとはがらりと雰囲気が異なるアルゴンキンを満喫しました。
 アルゴンキンで印象的だったのは、キラニー・ロッジの食事の豪華さと野生動物との出会いです。朝食を例にしても、新鮮なベリーが山盛りのシリアル“アルゴンキン・エクスぺリエンス”にフルーツ・スムージーやカリカリ・ベーコンに加え、4種類から選べる卵料理などたっぷり1時間かけて食べたほどです。そして、ロッジ前の道路脇では、滞在中2度もムース(ヘラジカ)が姿を現してくれたのでした。
 旅の最後は、ナイアガラ・オン・ザ・レイクで由緒あるホテルに泊まり、ナイアガラの滝の迫力に圧倒され、トロントの街を一望するCNタワーで夜景を見ながら、最後の夕食を楽しんだのでした。成田空港では、「帰宅後、体重計に乗るのが怖いわ」と笑顔でおっしゃる皆さまとお別れし、夢のような11日間を過ごしました。
 アシニボインもアルゴンキンも、言葉でお伝えできない事を歯がゆく思うほど、美しい場所です。ぜひ、皆さまも秋のカナダへお越しいただき、カナダの大自然の素晴らしさを体験していただければ幸いです。


文:伊藤 勇太郎(東京本社)


秋のアシニボインとアルゴンキン、ナイアガラ 11日間」のコースはこちらから



湖のほとりに建つキラニー・ロッジの前でカヌー体験