世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

□ 8月19日出発    ギリシャ最高峰オリンポス山登頂と世界遺産メテオラ、エーゲ海クルーズ 10日間

　 ツアーリーダー：山田 浩嗣
　

ギリシア最高峰オリンポス山に登ってきました！（レポート：東京本社　寺井信之）

ギリシア最高峰オリンポス山　

「オリンポス山」という山の名前に魅かれ、昨年特別企画として実施し登ってきました。オリンポス山はギリシア神話の中で神々が住まう山として知られています。ギリシアの最高峰であり、バルカン半島においてもブルガリアの最高峰ムサラに続き2番目に高い山です。登山は2泊3日の山小屋泊です。1日目はシクラメンが咲く樹林帯を抜け、標高差1,000mを登り、スピリオス・アガピトス小屋（2,100m）に宿泊しました。夕食時、「すごくスケールの大きい山ですね」とオリンポス山の話題となり、独立峰ながら複数の峰から形成される山の規模の大きさに皆さん驚いている様子でした。翌日は山頂を往復です。オリンポス山の最高点はミティカス・ピーク（2,917m）ですが、険しい岩場が連続するため第二峰のスコーリオ・ピーク（2,911m）を目指します。ザレ場をゆっくり登り、鞍部であるスカラ・ポイントに到着すると両ピークが左右にそそり立ち私たちを迎えてくれました。「確かに神々が住む山だわ！」と1人のお客様が叫んでいたのがとても印象的でした。その後、全員でスコーリオ・ピークに登頂し、山小屋に戻り一般登山客も加わり登頂を祝いました。オリンポス山には世界中からトレッカーが来ており、世界的に人気の山であることを実感しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

▲スコーリオ・ピークを背景に

充実したギリシアの旅

下山後は世界複合遺産メテオラ修道院へ。薄暗くなってからの到着となりましたが、メテオラの町が近づいてくると、奇岩の上にひっそりと建つ修道院群がうっすらと見え始めました。その光景は言葉で表現するのが難しいですが、まるで異世界に来たような感覚となりました。早く訪れたい衝動を抑えながらこの日は麓のホテルに宿泊。翌日は奇岩群を縫うようにハイキングしながら修道院を訪問したり、夕日を観賞したりメテオラ修道院を満喫しました。その後はテルモ・ピレーに湧く野天風呂に浸かりいよいよエーゲ海クルーズへ。今回はサロニコス諸島の2島を訪れましたが、着岸した途端、透き通るようなエーゲ海に飛び込みました。潮風と白い建物が並び、まるで絵葉書を思わせる景観は参加者全員を感動させてくれました。もちろんギリシアを代表する建築物アクロポリスも見学し、コンパクトながら実に充実した旅となりました。

 

　▲エーゲ海クルーズ