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News / ニュース

2017/08/04 お知らせ

【特集】 “飛べない鳥”タカヘを守るプロジェクト

 アルパインツアーでは、『ニュージーランドの山旅』掲載コースのうち、フィヨルドランド国立公園を訪れるコースの売上げの一部を、DOC(NZ自然保護省)に寄付しております。
 昨年2016/2017シーズンは合計NZ$1,770を、当社の代理人を通じて寄付いたしました。皆さまからの寄付金は、絶滅の危機に瀕している貴重な鳥“タカヘ”を保護するための取り組みのために、大切に利用されることになっています。
 もともと天敵となる哺乳類がいなかったニュージーランドでは、鳥たちは逃げるために飛ぶ必要がなくなり、長い年月の間に地上生活に適応した“飛べない鳥”が進化していったことはよく知られています。しかし18世紀にヨーロッパ人による植民地化が始まり、イタチをはじめとする動物が持ち込まれると、新たな天敵に遭遇した飛べない鳥たちはあっという間に数を減らし、タカヘも1898年に絶滅したとされていました。それから50年を経て、テアナウ湖の西側のマーチンソン山脈で偶然にも再発見されたのが1948年のこと。それ以来、ニュージーランドでは、この鳥を守り、数を増やすための努力が続けられています。
 この寄付金は、大きく分けて2つの目的のために使われる予定です。ひとつは、天敵であるイタチを駆除するための罠の設置です。もうひとつは、DOCが運営するタカヘ保護区の維持・管理です。現在タカヘの数は約300羽、保護区での生息数も増えてきています。今後もタカヘの数が増え続けることを期待し、明るいタカヘの将来を願っています。


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タカヘ ⒸJo Robertson