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2017/08/24 ツアー情報

【特集】憧れのルートバーン・トラックを歩こう!

 この夏、ツアーリーダーとしてスイスアルプスに同行させていただきました土屋貞夫です。私は信州大学在学中、森林の勉強をしていた経験から研究で訪れたニュージーランド(NZ)の自然に魅せられ、その後NZへ渡り、ルートバーン・トラックのガイドの仕事に従事し、現在、NZのツアーリーダーも担当しております。
 
 私がガイドしているルートバーン・トラックは、その昔、マオリ族が神秘の石グリーンストーン(翡翠)を運んだ峠越えの登山道に由来します。タルク滑石と呼ばれる未熟なグリーンストーンがルートバーン渓谷の登山道脇に点在しているほどです。クイーンズタウンとミルフォード・トラックの中間に位置していることから、明治中期から昭和初期にかけてミルフォード・トラックへのアクセス路として本格的に整備されました。現在ではNZで最も人気の高い自然保護省厳選のグレート・ウォークスのひとつです。
 
 日本でも有名なミルフォード・トラックの見所が苔むしたブナの原生林や氷河を頂く峻峰と切り立った岩壁だとしたら、ルートバーン・トラックの特徴は2泊3日の行程ながら、雄大な谷を埋めつくすブナ原生林、ダーラン山脈の大パノラマ、迫力ある滝、氷河圏谷に佇む澄んだ山上湖、エメラルドグリーンの渓谷など、変化に富んだ山岳景観がぎっしりと凝縮されておりトレッカーを飽きさせないことです。ここ数年は自然保護省による外来種駆除の努力の結果、ルートバーン渓谷でしか見られない野鳥の生息数も回復しています。内陸部に位置しているので年間降水量3,000〜5,000mmと少なめで、厄介者のサンドフライ(ブヨ)が少ないのも魅力です。
 
 テ・ワヒポウナムの世界自然遺産にも指定されている手付かずの大自然と山岳景観が魅力のルートバーン・トラックへ、ぜひお越しください。
文:土屋 貞夫(NZ 在住ツアーリーダー)
 

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ルートバーン・トラックとマウントクック 9日間
発着地:東京



ダーラン山脈の大展望が広がる


ハリス峠を越えたところに咲く高山植物


ルートバーン・フォールズからフラットを見下ろす


太古の原生林とサザンアルプスの大展望を楽しむ