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2017/10/17 お知らせ

【特集】 「オーストラリアの山旅」 太古の自然が残るタスマニア島

 北海道の8割ほどの面積しかない小さな島、タスマニア。近年再び多くの方の注目を浴びるようになりました。そこで今月は、タスマニア島のこと、そして「ロングトレイル倶楽部」の人気コースのひとつ、オーバーランド・トラックのことをお話しします。

世界で最も空気が澄んだ島
 タスマニアは赤道を挟んで北海道とほぼ同じ緯度にあります。オーストラリアを構成する6州の1つで、同国の南方240kmの海に浮かぶハート型の島です。西にはインド洋と大西洋が、南には南氷洋と南極がありますが、それしかないため、不純物をほとんど含まない大気が偏西風にのってこの島に運ばれてきます。ちなみに、タスマニア島は世界で最も空気がきれいな場所として国連の専門機関に認定されています。

氷河時代の末期に分離した島
 この島には樹齢2000年を超える針葉樹の老木や高さ80メートルを超えるユーカリなどの植物が自生し、肉食有袋類のタスマニアデビル、卵で産み母乳で育てる単孔類のハリモグラなど、原始の動物が淘汰されず今もひっそりと生き続けています。タスマニアがオーストラリア本土から切り離され“島"となったのは、およそ1万年前と言われていますが、以来この島は、隔絶された環境の中で独自の進化を遂げ、古く希少な動植物が生息する住処となっています。

原生地域を縦断するロングトレイル
 この島の西部には数億年という時を超えて受け継がれてきた原生雨林や、氷河が削り上げた原野に連なる険しい岩山などが残り、太古の自然と大地の姿を今に伝えています。ここはタスマニア原生地域として世界遺産に登録されており、いくつかの国立公園がこの中にあります。その原生地域の真っただ中を歩き、手付かずで貴重な大自然に近づくことができる夢のようなロングトレイル、それが全長約65kmを5泊6日で歩き通す“オーバーランド・トラック”なのです。


オーバーランド・トラックは11名様限定の人気コースです。お申込みはお早めに!

文:松村 亮太(東京本社)


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ぺリオンギャップ(1,126m)からタスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)へ



ホスピタリティあふれる専属ガイドが同行



タスマニア島の象徴的な山・クレイドルマウンテンの雄姿を眺めながら