山旅情報誌 Newsletter

Q.参加にあたって「年齢制限」ありますか?

A.いいえ、ございません。
「アルパインは、70歳以上は健康診断書を出せとか面倒なことを言うから、きっと70歳以上だと歓迎してくれないのだろう。」などと誤解されているかもしれませんが、そんなことはありません。毎年たくさんの70歳以上の方々にご参加いただいております。加齢とともに体力低下や身体のどこかに問題をかかえるようになるのはいたしかたないことだと思います。しかし、年齢だけでは健康度合いは判断できません。普段から健康維持につとめられ、心ゆくまで山歩きを楽しまれている方ほど若々しく見えるものです。ツアー・メンバーの中では自分が一番年長だろう、などと思っていたけど、もっと年長の方がおられて励まされた、というお声も聞いております。

 

Q.ハイキングとトレッキングの違いは?

A.厳密な定義の違いはありません。同意語ととらえています。
いずれも「歩くこと」を目的とした旅のかたちですが、英語の語感ではハイキングの方はむしろ「山麓歩き」といった印象が強く、トレッキングは、語源ともされている「牛馬で行く旅行」といった感じがあります。日本で「トレッキング」という言葉を山岳地での旅行や山麓歩きを表す言葉として使い始めたのは、当社の創業からと申し上げてもよいかと思います。当時、当社は「ネパール・ヒマラヤ・トレッキング」として商標登録していたのですが、近年になってトレッキングが一般名詞化されてしまい、登録の継続ができなくなってしまいました。しかし、当社が使用している「日本の山旅」と「世界の山旅」は山脈のイラスト付きで商標登録(No.4679071〜2)されております。余談になりましたが、結論は「ハイキング」も「トレッキング」も「山を歩く旅=山旅」であるということです。どちらかと言うとハイキングの方がやさしい感じがするかもしれませんが、当社としては、どっちがやさしいとか厳しいとか、という意味では使っておりません。
当社の山旅は、登山・トレッキング専門会社ですから、一般観光旅行会社が企画するハイキングツアーで目にするような、一週間や10日間のツアーでも歩く日はほんの数時間のハイキングが1、2回だけで、後は観光地巡り(お土産屋さんも)というようなものではありません。本当に山好きな皆さまにはきっと充実した山旅をお楽しみいただけると思います。

 

Q.高山病に効く薬はありますか?

A.治療(予防)にダイアモックスが有効といわれています。当社が高所トレッキングご参加者にお渡ししている「海外トレキング対策ノート(監修=増山茂医師)」では次のように説明しております。
ダイアモックスの商品名で知られているアセタゾラミドという内服薬は、脳の呼吸中枢を刺激する作用があり、低酸素で「眠ってしまった」脳を刺激し、酸素を取り込みやすくすることから高山病に効くとされている。この薬は、高山病の治療に、またケースによっては予防に使うことができる。予防的服用の例としては、低所から急激に高所へ航空機移動するような場合や、山小屋の場所が限られていて一日の標高差が1,000mもあるようなコースの場合、また過去に高所馴応ができなかったり、夜間就寝中に周期性呼吸を起こし、睡眠障害のある場合などがあげられる。治療の場合は重症度にもよるが、一日あたり250〜500mgを目安とする。予防で使用する場合は、高度を上げる日の朝に125mgか250mgを服用。もしくは、目的地に着いて症状が出そうと感じた場合に服用する。副作用として顔面や手足のしびれを感じることがある。現在日本では、医師の処方箋がなければ薬局でダイアモックスを購入することはできないが、現地のトレッキング会社が準備したものを使うことができる。
ダイアモックスは高山病の万能薬ではありませんし、車酔いの酔い止め薬的でもありません。決して「これがあるから大丈夫」などとおもわないでください。対策ノートでは急性高山病の予防や対処法についても概要を説明しております。


2006年10月19日発
Mt.キナバルゆったり登頂 8日間
K・Sさん
(60代・男性・埼玉県)

@大変良かった。
Aラバンラタレストハウスの2段ベット、ギシギシと音が出て下段の人は安眠ができなかったようである。枠の隅にカスガイを取り付ければ直ると思う。
B記述なし
C高齢でも可能な登頂ツアーを考えています。もう少し夫婦で頑張ってみたいと思います。
D私はかつて猛烈社員として、ほとんど家庭を省みることはありませんでした。妻は重度の貧血でしたが、留守家庭を守り、二人の子供を育てました。妻の健康を考え、仕事の合間に始めたのが、中年を過ぎてからの夫婦登山でした。一度も海外旅行をしたことのなかった妻を、せめて一度だけでもと思い、御社のエベレスト展望ツアーに申し込みました。

 

澄みきった青空にそびえ立つエベレストだけでなく、そこで生活する人達との出会い。カトマンズの雑踏すべてが新鮮でした。何か苦しいことがあってもツアーのことを思い出すと不思議に辛さも消えました。それ以来、機会を作っては海外ツアーに参加することにしています。体力の低下を防ぐため妻はエアロビクスや、買い物には徒歩や自転車を使い、登山を始めた頃よりは体力がついたような感じがします。ツアー登山の隠れた効果でしょうか。今回のキナバル登山はそんな中で計画しました。熱帯雨林の中の登下降は雨に降られましたが、特に下山路に使ったメシラウコースは珍しいウツボカヅラやラン、シダなどの宝庫でツアーリーダーの楽しい説明と共に印象に残りました。ロウズピーク登頂は満天の星空の中を出発し、岩場を越え頂上台地に取りかかったところで日の出を迎えました。

 

はるか眼下には白い雲海が広がり、まるで絵にかいたような光景に感激しました。妻の靴底が岩場ではがれるアクシデントがありましたが、メンバーの方、ツアーリーダーやガイドのサポートをいただきました。メンバーの中に気遣いのある青年がいて私達を笑いの渦に巻き込み、辛い登山を和やかにしてくれました。登山は全員で行うものと意を強くしました。アンケートを借りてポーターや山小屋の人達すべての皆さんに感謝致します。
下山後の2日間のリゾート地の滞在は登山の疲れをいやす上で、最高でした。泳げない私でしたが、水中メガネのすぐ前で熱帯魚の群が泳ぎ回る様は驚きでした。一度のツアーで山と海を体験できたツアーは忘れられない思い出になりました。これからもよろしくお願いいたします。


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