山旅情報誌 Newsletter


アルパインメイトのご案内


Newsletterより抜粋
 文 編集長 黒川 惠

 隔年開催であった異なる2種類のトラベル・フェアが「JATA世界旅行博」として今年から合体し、アジア最大の旅の祭典と銘打ち、世界各国と地域から780を超える出展者を集め、10月3日から5日までパシフィコ横浜で開催された。来場者総数は、なんと91,410人であったという。この類の催しでは驚異的に多いそうだ。
 わが社は、世界の山旅と辺境の旅のプロモーションと、海外出展者からの情報収集のため、前回から出展している。今回は、イベント・ステージにも参加し、ネパールの民族音楽と舞踊を、いつも豊島公会堂のネパールの夕べに出演してもらっている「パンチャラマとチョウタリバンド」の協力で提供した。本当ならネパール本国の観光局がアレンジするところだが、わが社が出しゃばり、仕切ってしまった。おかげで費用はかかったが、ステージに見入るお客は400人を軽く超え、立ち見まで出る大盛況であった。しかし、豊島公会堂では「レッサンピリリ」の歌声に合わせて大きな手拍子になるのだが、この会場ではそれがなかったことがちょっとさびしかった。やはり実際にネパールへ行ったことのある人とそうでない人との違いなのだろう。
 当社ブースは、徹底的に山の写真でディスプレイした。海外からやってきた出展者もトレッキング専門会社ということでもの珍しいのか「うちの国にも山はあるよ」なんて言いにくる。コルシカやジャマイカやベトナムにも山はあるのだ。
  ぼくは、人手の最も多かった5日の日曜日に会場を隅々までまわった。閑古鳥が鳴いているブースや、展示物がほとんどないブース、女の子が一人でぽつねんと座っているブースもあり、みんながみんな元気印ではないのだなとおもったりしたのだが、わが社のブースで目を疑った。なんと人であふれかえり、社員が汗だくになってアンケートを回収している。期間中わが社のブースを訪れてくれた方は700人に及んだのである。最近は、長引く不況感、イラク戦争、サーズと、この業界にとってはいいことがなかったけれど、この世界旅行博に来場された方は、きっと近いうちに海外へ出かけてくれるはずだ。みんながみんな、旅行熱にうなされているようだったから。独りよがりでなければよいが。

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