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インカ・クオリー・トレイル・トレッキングとマチュピチュ、クスコ10日間

インカ・クオリー・トレイル・トレッキングとマチュピチュ、クスコ10日間

新インカ・トレイルを歩いてきました。

4月25日から10日間で、南米ペルーの新インカ・トレイル、インカ・クオリー・トレイルのトレッキングに同行させていただきました。

マチュピチュ遺跡へと3泊4日かけて歩いていくインカ・トレイルのトレッキングは、人数制限やライセンス・ガイドの同行の義務付けなど厳しいルールにもかかわらず、年々その人気はエスカレートしており、今や5カ月前にはすべての入場許可証が売り切れてしまうほどです。

そんなに早く休暇は決められないよという方に、ぜひ、おすすめしたいのがこのインカ・クオリー・トレイルです。

太陽の門とベロニカ山太陽の門とベロニカ山

雨季明けの花々が美しい季節

訪れた4月末の時期は、まさに雨季が明けてこれから本格的な乾季を迎える季節にあたり、テントでの一晩、雨に降られこそしましたが、その分、山麓の緑は美しく、可愛らしい花々がトレイルにたくさん咲いていました。

花の蜜を求めて飛ぶハチドリにも出会えました。

トレッキングの最終日には、雪をたっぷりまとった迫力の氷雪の山々がトレッキングのフィナーレを飾るという、まさにアンデスのトレッキングの醍醐味を味わう旅となりました。

トレイルに咲いていた可愛らしい花々トレイルに咲いていた可愛らしい花々

インカの末裔のケチュア族の究極のエコ生活

今回のインカ・クオリー・トレイルでもっとも印象的だったのは、トレッキング1日目のキャンプサイトの近くの村の民家を訪問させてもらい、家の中をあつかましくも隅々まで見せてもらったことです。6名家族(お父さん、お母さん、子供3人、赤ちゃん1人)が12畳ほどのスペースで暮らしていましたが、家のつくりは、マチュピチュ遺跡で見るようなインカの遺跡の石造りそのままで、驚くべきは、近代的なものはラジオ1台と電球1個(それも昨年やっときたという)だけでした。6名家族の就寝する場所は、セミダブルベッドくらいのスペースの木製のベッド1つで川の字で寝るとのことでした。そのベッドの下には、クイと呼ばれる食用のテンジクネズミが、文字通り「クイ、クイ」と鳴いており、かまどのまわりには、鶏のひよこが歩き回り、奥様が明日の食事の準備でトウモロコシの薄皮を向いて落とすと、下をうろちょろしているかヒヨコが、すぐにつまんで食べてしまうといった具合で、ゴミが出ないエコ生活とはまさに、こういうことだと思った次第でした。ちなみにヒヨコはケチュア語で「チュウチ」といい、赤ちゃんは「ワアワア」というそうで、ケチュア語の多くは音から来ているというガイドの説明も、文字を持たなかったインカの時代をしのばせる興味深い話でした。

1日目のキャンプサイト近くに住む子供たち1日目のキャンプサイト近くに住む子供たち

花、雪山、インカの遺跡、星空、トレッキングの醍醐味を味わう。

トレッキングの2日目は人家など一切ない高原を歩いていきますが、草を食む牛や羊、かわいらしい高山植物、対岸には白銀の山々と、まるでヨーロッパ・アルプスの「ツール・ド・モンブラン」のようなコースでした。

2つ目の峠を越えると急な下りとなり、トレッキングのハイライト、太陽の門が現れ、ちょうどここへ到着する絶好のタイミングで、すっきり雲のとれた秀峰ベロニカ山(5,750m)の雄姿が我々を出迎えてくれました。

この日の夕刻から最終日までずっと好天に恵まれ、天の川や南十字星、満天の星空に包まれて眠りにつきました。

花、雪山、そして要所要所に現れるインカの遺跡と、南米アンデスでのトレッキングの醍醐味が味わえた旅となりました。

 

 

東京本社 川高雄

キャンプ地からの天の川キャンプ地からの天の川

このレポートはわたしが担当しています。

川高 雄

川高 雄

/ 東京本社

本社の営業企画部チームを率いて企画造成に邁進。50周年事業で培った経験を糧に今年も感動の旅をお届けできるよう奮闘中。上智大学山岳部出身。(企画)

①国内で好きな山:剱岳、尾瀬、富士山、前穂高岳
②海外で好きな山:ノルウェーの山、スウェーデンの山、フランスの山、アルバニアの山、ポルトガルの山
③趣味:料理(世界で食べたおいしい料理を自分で作る)、読書(プラントハンターものと日本の江戸時代ものにはまりつつある)。トレイル・ランニング(トレランデビューを果たすも散々な結果にリベンジを誓う)