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9月23日出発「ポルトガル、魅惑の島アゾレス諸島ハイキングと古都ポルト 9日間」

9月23日出発「ポルトガル、魅惑の島アゾレス諸島ハイキングと古都ポルト 9日間」

「アゾレス諸島」はどこにある?

「アゾレス諸島」と聞いて、その場所がわかる方がどれぐらいらっしゃるでしょうか?9つの島からなる「アゾレス諸島」は北半球の大西洋上に位置し、ポルトガルの自治州となっています。とはいえ大陸本土まで1,500km以上離れている“絶海の孤島”です。
島々の歴史は数十万年前と比較的若く、火山活動によって形成された地形が随所に見てとれます。さらにヨーロッパ人の入植がはじまったのも15世紀で、ヨーロッパ人の中でも比較的新しい土地であることも特徴です。
今回はヨーロッパで2回乗継いで大西洋上に浮かぶ魅惑の島に辿り着きました。「ジュラシックパ-ク」や「髑髏島」のような映画にでてくる絶海の孤島の雰囲気とは異なり、美しい大西洋とヨーロッパらしい牧歌的な雰囲気が上空からも見てとれました。

サン・ミゲル島は“混じりっ気のない雨の島?”

今回はアゾレス諸島最大の島で首都の「サン・ミゲル島」で、ポンタ・デルカーダに連泊し、島の見所とハイキングに出掛けました。
残念ながらツアーリーダーの願いも届かず、霧雨から小降り、そしてスコールのような大雨まで!!いろいろ体験しましたが、温暖なメキシコ湾のおかげでそれほど寒くもなく、快適に過ごせました。そしてこの雨で生き生きしている水苔は、高さにして3メートル以上のものや、さらに肩まで沈み込むほどの厚みのものもあり、NZ南西部の原生林を彷彿とさせる立派なものでした。そんな水苔をガイドが突然つかみ、その水分を絞って飲んだ時には皆さん唖然(私もビックリ!)としていましたが、空気も水も大陸の影響を受けてない綺麗なもの、という理由に皆さん大いに納得した様子でした。

ピコ島と魅力的な島々

ポルトガルの最高峰ピコ山(2,351m)は、アゾレス諸島のピコ島(面積は446平方キロメートルと淡路島よりも少し小さい)の西部に聳えています。ファイアル海峡を隔ててトライアングルを形成するピコ島と他の2つの島(ファイアル島とサンジョルジ島)からも天候が良ければピコ山の雄姿が見られますが、今回は天候も含めてピコ島の滞在日が旅のハイライトでした。
特にピコ島でのハイキングは、18世紀に噴火し海まで流れ下った溶岩台地、山麓にはその土地を改良して作ったぶどう畑の景観(ユネスコの世界遺産としても登録されています)、そして急峻な山頂部を持つピコ山の全景が眺められ、みなさん大満足でした。更にピコ島の美味しいワインやシーフード(食前酒や食後酒のテイスティングも沢山ありました)でお腹も大満足となりました。

「古都ポルト」を歩いて巡る

ポートワインで有名なポルトはポルトガル第2の都市で、旧市街は世界遺産にも登録されています。長く滞在したアゾレス諸島とは雰囲気は大きく異なり、ポルトの旧市街地区は歴史が漂っていました。今回は旧市街の石畳の道をゆっくり歩き展望地などを経てドウロ川沿いへ。途中、土曜市でポルトの有名なコルク製品を手に取ってみたり、ポルトガル名物のお菓子をいただきながらティータイムを設けのんびり過ごしました。対岸にはポートワインの倉庫が並び、英国へ輸出していた当時の活況が目に浮かびますが、現在はたくさんの観光客が訪れたいへん賑やかでした。
またコシック様式の外観を持つ大聖堂の内部は、驚くほど煌びやかに装飾されており、バロック時代の影響を受けたことがよくわかりますが、ポルトガルは質素で落ち着いた雰囲気の方が良く似合うと感じました。

ポルトポルト