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Alpine Square / アルパイン広場

11月21日出発「中央アジア・シルクロード・文明の十字路の旅 ウズベキスタンの世界遺産周遊と西天山 9日間」

11月21日出発「中央アジア・シルクロード・文明の十字路の旅 ウズベキスタンの世界遺産周遊と西天山 9日間」

中央アジアのシルクロード交易の中心地は中世のままの姿を残していました。

 古来のシルクロードの面影を色濃く残すウズベキスタンは、交易の中継地として財を蓄積し、それらのオアシス都市に中央アジアのイスラム文化として多くの壮麗な建築物を残しました。古くはマルコポーロ、玄奘三蔵、チンギス・ハーンやティムールなど、さまざまな人が行き交い、歴史の舞台となってきたウズベキスタンには、昔と変わらぬ街並みや活気あふれるバザールが今に残っています。ソグド人の築いた商業都市サマルカンドと、中央アジアのイスラム教の聖都としても栄えたブハラではゆったり連泊し、ウズベキスタンにある4つの世界遺産の街、ヒヴァ、ブハラ、シャフリサブス、サマルカンドの歴史地区を全て訪れて見所を巡りました。旅の最後には、カズフスタンと国境を接するウガム・チャトカル自然保護区を訪れ、天山山脈の西側に迫り雪山の景色を堪能しました。

サマルカンドのシンボル、レギスタン広場サマルカンドのシンボル、レギスタン広場

「太陽の国」ホレズム帝国の聖都ヒヴァの内城イチャン・カラ内に宿泊

 首都タシケントから西1,000km、かつてのホレズム帝国の聖都ヒヴァは外壁と内壁の二重の城壁で守られていました。内側の城壁に囲まれた内城イチャン・カラは全体が「博物館都市」であり、20のモスク、20のメドレセ(神学校)、6基のミナレット(塔)が残されています。その内城の中にあるホテル・アルカンチに宿泊したので、ゆっくり歩いて場内を散策することができました。ミナレットに登れば「博物館都市」が一望にでき、まるで中世の映画の世界に紛れ込んだかのような風景を鳥瞰して堪能しました。

内城イチャン・カラは全体が「博物館都市」内城イチャン・カラは全体が「博物館都市」

シルクロードの中心都市サマルカンドはまさに“イスラム世界の宝石”でした。

 サマルカンドは「チンギス・ハーンが破壊し、ティムールが建設した」といわれるように、ティムールは職人や建築家を使いイスラム世界屈指の都市に復興しました。圧倒的な迫力と繊細な美しさで600年を経た現在でも“イスラム世界の宝石”として君臨しています。レギスタン広場のスケールには皆さん圧倒されて言葉もなくして感動。
 また、ウズベキスタンの人々はとても親日的で、どこでも親しく声をかけられ、そして一緒に写真を撮ってほしいという要望がいたるところで寄せられました。老若男女を問わず日本人と写真に納まるのはまさに「インスタ映え」するようで、ご参加者の皆様も「こんなにもてるなんて有名人になった気分だ」と感激されていました。

親日的で写真を一緒にと声をかけられる親日的で写真を一緒にと声をかけられる

西天山を望むウガム・チャトカル自然保護区は白銀の世界でした。

 砂漠から、まるでチベットのような高原と湖を経て標高1,650mのチムガノ村へ。近年高原リゾートとして注目されているとのこと。地元の登山家グリゴリー氏の案内で、雪景色の中をチャトカル山の中腹の2,000mまでスキーリフトで登りました。山上駅からは、背後に迫るチャトカル山から、対岸に臨むグレーター・チムガン山(Greater Chimgan 3,309 m)まで360度の雪山の大パノラマは圧巻でした。今回は山岳展望を目的としたので登山は行いませんでしたが、雪の無い時期であれば、軽ハイキングから登山・トレッキングのコースもたくさんあります。最近はヘリ・スキーも人気とのことでした。
 ウズベキスタンは歴史的な中央アジア・シルクロードの世界遺産と西天山の大自然、そして美味しく日本人には好評のウズベキ料理、親日的で暖かな人々、治安も良く安心して快適な旅を楽しむことができとても魅力的な国でした。

西天山のチャトカル山山麓へ西天山のチャトカル山山麓へ