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Alpine Square / アルパイン広場

タスマニア島 オーバーランド・トラック 10日間

タスマニア島 オーバーランド・トラック 10日間

世界遺産「タスマニア原生地域」の最深部を歩く!

手付かずの大自然が残るタスマニア島を満喫できる充実のロングトレイルが、このオーバーランドトラックです。全長65kmにも及ぶコースは、タスマニア島の中心部に位置するクレイドルマウンテン・セントクレア国立公園を北から南へ縦断し、日帰りハイキングでは訪れることのできないタスマニア原生地域の最深部を思う存分堪能することができます。歩いてこそたどり着くことができる本当の自然の姿を体感できるのがオーバーランドトラックの一番の魅力です。

雄大な景色が広がるトレイル(2日目)雄大な景色が広がるトレイル(2日目)

変化に富んだダイナミックなトレイル

 全長65kmのトレイルを6日間かけて歩きました。65kmと聞くと長く感じますが、1日の平均歩行距離は10km~12kmほどで、アップダウンが少なく、トレイルも木道などで整備されていたので、余裕をもって歩くことができました。毎日夕方には山小屋に到着し、シャワーを浴びたり、洗濯をしたり、小屋の周辺を散策したりとアフターハイクもゆったり過ごすことができました。

 コースの前半 (1日目~3日目)はクレイドルマウンテンをはじめとする玄武岩質の柱状節理が美しい岩峰が乱立する広大な草原地帯の中を歩きます。視界が非常に良く、ふと振り返るとこれまで歩いてきたトレイルを遥か遠く3日前のものまで遠望することができました。これぞロングトレイル!っといった風景が広がり、とても印象に残っています。

 コースの後半(4日目~6日目)は一変し、ユーカリの巨木が立ち並ぶ原生林の中を歩きます。このあたりは国立公園最古の森と言われ、今回はガイドの提案でこの森の中を一人ずつ距離を置いて歩いてもらいました。皆様おひとりで歩くことによって、太古から続くタスマニア原生地域の自然史を五感で知ることができました。

 6日間に及ぶ長い行程ですが、それぞれ1日ごとに違ったテーマがあり、新しい発見の連続で飽きることを知りません。

ユーカリの巨木を見ながらユーカリの巨木を見ながら

快適な山小屋生活

 オーバーランド・トラックの最大の特徴が山小屋のシステムです。普通の山小屋の場合、トレイルを歩いている他のトレッカー達と一緒に宿泊をしますが、オーバーランド・トラックでは完全プライベートの山小屋を利用します。メイントレイルから外れ、小道を10分ほど歩くと、山小屋が現れます。プライベート感を出すために、あえてメイントレイルから外れたところに建ててあるそうです。また他の登山者が迷いこまないよう小道への分岐はわかりにくく、ガイドしかわからない秘密のルートになっているのです。

 環境保護をモットーに建てられた山小屋はシンプルな作りですが、蒔ストーブの温もりが心地よいダイニングから乾燥室、シャワー室まで備わっており、トレッキングの後も楽しい時間が続きました。一般のトレッカーが宿泊する山小屋やキャンプサイトから離れたところに建っているため、夜は静寂の時間が流れ、小屋の前のデッキから野生動物を観察したり、満点の星空を眺めたりと、タスマニアの大自然を24時間満喫することができました。

 

ホスピタリティあふれる現地ガイド

トレッキングにはツアーリーダーとは別に2名の現地ガイドが同行します。山小屋は無人小屋のため、私たちが到着する前に1名のガイドが先行し、小屋の鍵を開けて、準備をします。到着すると温かいお飲物と作り立てのお菓子が私たちを出迎えて くれます。現地ガイドの役割は多く、トレッキング中のガイドはもちろんのこと、山小屋の開錠から夕食、朝食の支度まで行います。次の日の昼食のサンドイッチに使うパンはなんと前日に生地から作り、焼き上げるほどのこだわりです。インスタントではなく、丁寧に作られた料理は、その日の疲れを癒し、明日のトレッキングの活力源となること間違いなしです。

夕食のピザは生地から作ります!夕食のピザは生地から作ります!

野生動物の宝庫・タスマニア

 大自然の中に作られたトレイルからはワラビーをはじめ、同じ有袋類のウォンバットなど数多くの野生動物を観察することができました。夕食後に懐中電灯片手に小屋のまわりを散策していると、夜行性の動物を見つけることができました。驚かせないよう小さい声で合図をしながら皆様と一緒に観察しました。こういった時間を持てるのもオーバーランド・トラックならではだと思います。

 

 

 大地の大きさ、そして自然の尊さを感じながら歩くことのできるオーバー・ランドトラックは個性的な魅力に溢れたロングトレイルでした。皆様もぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 

トレッキング中に出会ったワラビートレッキング中に出会ったワラビー

このツアーのレポートはわたしが担当しています。

小林 博史

小林 博史

/ 東京本社

高所、スキー、社内業務、なんでもこなせるオールラウンダー。ロングトレイル倶楽部担当として新企画造成にも力が入る。同志社大学山岳部出身。(営業)

①国内で好きな山:剱岳(北アルプス)
②海外で好きな山:ネパールヒマラヤ、カラコルム、ギアナ高地
③趣味:東京古地図から読み解く鉄道網発展の歴史、飛行機のアナウンスのモノマネ、皮から作る焼き餃子、ダッチオーブンで作るピザ、アクションカメラの動画撮影
④お客様へのメッセージ:「ロングトレイル倶楽部」では、軽ハイキングでは辿り着くことのできない大絶景と、自然にどっぷりと浸かれる非日常を味わうことができます。今年はカラコルムの山旅が5年ぶりに復活しました。K2バルトロ氷河をはじめ、カラコルムはトレッキング天国です。新企画もぞくぞく発表予定です。どうぞご期待ください。