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東京(成田)発直行便利用で行く マレーシア最高峰Mt.キナバル登頂 5日間

東京(成田)発直行便利用で行く マレーシア最高峰Mt.キナバル登頂 5日間

マレーシア最高峰キナバル(4,095m)

キナバル山は赤道直下、南シナ海に浮かぶ世界に3番目に大きな島ボルネオ島に位置しています。キナバル登山は山小屋泊1泊2日で登ることができます。1日目は歩行時間6時間程度、標高差が約1500m。2日目のツアー行程は歩行時間が約10時間、登り標高差が約800m、下り標高差が約2300mです。特別な登山技術は必要ないため、海外登山が初めてという方、ぜひ富士山より高い山に登ってみたい、という方におすすめです。日本出発から帰国まで5日間というコンパクトな日程でチャレンジが可能なうえ、日本の山にはない、キナバル山域独特の植生や、山容が登山者を惹きつけています。ご存知の方も多いと思いますが、昨年の6月5日にキナバル山で地震が発生し、登山道が一部崩壊するなどの影響でしばらく通行止となっておりましたが、復旧がすすみ12月1日より開通となりました。今回は3月10日出発の5日間の行程で7名のお客様とキナバル山に登ってきました。

登山口への移動中に眺めたキナバル山登山口への移動中に眺めたキナバル山

キナバル登山1日目

日本から直行便で約6時間、マレーシア、サバ州の州都コタキナバルに到着し、翌日朝、専用車でキナバル山の登山口に移動です。登山口が近づくとキナバル山の迫力ある山容が眼前にとびこんできました。登山口に到着するとまずはポーターに預ける荷物の重量チェックを行います。荷物は1人5Kgまで預けることができます。現地のドゥスン族の登山ガイドと合流し、いよいよ登山開始です。登山道はとてもよく整備されており、ジャングルの中を登ります。登山道脇にはモクレンの仲間であるピンク色の花“キナバルバルサン”がたくさん咲いていました。花びらがミッキーマウスの耳に似ていることから地元のガイドは“ミッキーマウスフラワー”と呼んでいます。ランの花も多く、今回は自生ラン、パピローサ・セロジナも綺麗に咲いていました。また、キナバル山域はウツボカズラが多いことで知られており、地球上に70種あるウツボカズラのうち30種が分布し、21種が固有種であるとされています。そのため、登山道脇のあちこちでウツボカズラを見ることができました。今日の目的地ラバンラタ小屋(3,300m)までは東屋が6棟(いずれも無人休憩所)あり、ゆっくりと休憩と花の撮影をしながらの登山となりました。

登山道脇で見つけた大きなウツボカズラとラ登山道脇で見つけた大きなウツボカズラとラ

キナバル登山2日目

ラバンラタ小屋でおいしいバイキングの早食のあと、深夜2時30分いよいよアタック開始です。ヘッドランプを点け、階段状の登山道を登り、一部箇所はロープを頼りに急登をすすみます。チェックポイントを過ぎると広大な花崗岩の登りとなります。空が明るみはじめると、独立峰ならではの大展望が広がりはじめ、「すご~い!きれ~い!」と皆さんも大喜びです。山頂直下で日の出となり、最高点ローズ・ピークの岩場を慎重に登ります。6時30分、見事全員で快晴のもと登頂することができました。下山はすばらしい雲海が広がる中、往路を戻ります。途中昨年の地震で一部が折れてしまった「ドンキーイヤーズ・ピーク」が姿を現し、その直下には地震の影響と思われる大岩が点在していました。以前の登山道が一部崩壊したため、その箇所はラナウ・トレイル(距離1,050m)という新しいルートを歩きます。展望台も新設されており、眼下に広大なキナバルの大自然を望むことができました。その後、ラバンラタで遅めの朝食をとり、往路と同じ樹林帯を登山口まで下山しました。

無事全員っでキナバル山に登頂!無事全員っでキナバル山に登頂!

コタキナバルリゾート大満喫

下山後は5ツ星ホテルのステラハーバーリゾートに宿泊しました。敷地内には周辺の小島へ出航するハーバーやゴルフ場なども併設されている広大なホテルです。下山後1日のフリータイム時は、午前中一部参加者と船でサピ島を訪れ、パラセイリングと透き通るような透明度の海での海水浴を楽しみました。午後は全員合流し、シーカヤック&蛍クルーズにでかけました。皆さんカヤックは初体験のため、漕ぎはじめは右往左往の状態でしたが、マングローブが生い茂る中洲周辺を回り、後半は美しい夕陽のもとでのカヤックとなり、感動的な体験ができました。日没後はモーターボートで蛍を見にでかけました。マングローブの木に大量の蛍がとまっており、まるでクリスマスツリーのような景観です。その後、コタキナバル市内に戻り、最後の夕食は新鮮な魚や貝を生簀から選び、その場で調理してもらえるローカルの人々にも大人気のレストランを訪れました。参加者の皆さんにも大好評で「今まで行った海外レストランの中で1番おいしかった!」という声もでたほどでした。

シーカヤックを初体験!シーカヤックを初体験!