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2月9日出発「南極半島探検クルーズ 16日間」

2月9日出発「南極半島探検クルーズ 16日間」

一生に一度の大冒険!南極半島探検クルーズの旅

先日、2月9日出発「南極半島探検クルーズ16日間」より帰国いたしました。これまでにも世界の山旅を通じ多くの国や地域にご一緒させていただきました。でも、南極はそのどの場所とも近からず、氷と雪に覆われた光景はまるで別世界でした。視界の全てを覆ってしまうような巨大な氷の塊を前に、自然の雄大さとは対照的に、存在の小さな自分を認識したことは言うまでもありません。また、必死に子育てをするペンギンやアザラシの姿はとても愛らしく、過酷な環境の中でも小さな命がたしかに成長していることに、生命の尊さと力強さを感じたものです。帰国してすでに1ヶ月以上が経ちましたが、あの威厳に満ちた氷の世界と、愛くるしい動物たちのことを思い出しては、今でも興奮が冷めやりません。あまりにも想像を越える光景を前に、その場では感動する事すら忘れてしまいそうでしたが、時間が経つごとに、じわじわとあの時の感激と興奮が蘇ってくるような気がします。

カニクイアザラシに大接近カニクイアザラシに大接近

快適な船上生活

かつては勇敢な冒険家が命と引き換えにでも到達したいと願ってやまなかった南極も、今では快適なクルーズ船を利用して安全に辿り着くことができる地域となりました。南極半島への旅は南米最南端の町ウシュアイアからスタートし、かの有名なドレーク海峡を2日間かけて航海します。多くの方が心配されるドレーク海峡の揺れですが、こればかりはその時々の運次第です。食事中にワイングラスが倒れたり、食器が滑り落ちたりするのかと警戒していましたが、幸い今回の船旅では、往復ともにさほど大きな揺れはなく、快適に過ごすことができました。美味しい食事を楽しみながら仲間と語り合い、南極講座を聞いて過ごしているうちにあっという間にドレーク海峡を越えました。船内には、図書館やジム、コーヒースペース等があり思い思いに過ごすことができます。

世界で最も美しい“ルメール海峡”を通過世界で最も美しい“ルメール海峡”を通過

ゾディアックボートに乗って、南極海を大冒険!

一面氷に覆われた世界は、クルーズ船の甲板から眺めているだけでも十分に迫力があり感動的です。しかし、南極クルーズの一番の魅力は、何と言ってもゾディアックボート(エンジン付きのゴムボート)でのクルーズと上陸体験です。海面から突き上げる大迫力の氷壁に接近できたり、氷山の上でのんびりと昼寝をしているアザラシや回遊しているクジラにそっと近づいたりできるのは、小回りが利くゾディアックボートならではの魅力です。静寂に包まれた中、冴えきった風を頬に受けながら氷山漂う大海原を航海すれば、気分は爽快、まるで氷の世界に溶け込んでいくような感覚です。条件さえ許せば、1日に1~2回、南極半島に上陸してハイキングを楽しみます。憧れの大陸に足を付く瞬間は、私もお客様もとても興奮しました。甲板の上にいては決して体験できない大冒険の旅となりました。

気分はまるで冒険家気分はまるで冒険家

厳しい環境の中で必死に生きる動物たちとの出会い

私が訪れた2月は子育てシーズン真っ盛りで、愛くるしい動物たちとの出会いが印象的でした。追いかけっこをしたり、泳ぐ練習をするペンギンの子どもたちの姿はとても微笑ましく、人間を寄せ付けない過酷な環境でも、しっかりと生命活動が営まれていることに心を打たれました。南極では、動物から5m以上離れて歩かないといけないのですが、人懐っこいペンギンたちは、パタパタと身体を左右に揺らしながら私たちに近づいてきてくれます。そんな時は、しばし足を休めてペンギンたちに道を譲ります。ここではペンギンが優先なのです。ほかにも、オキアミをお腹いっぱい食べて、はち切れんばかりのお腹を空に向けて気持ち良さそうに氷の上で寝ているアザラシや、親の横にぴったりと寄り添って回遊するクジラなど、動物たちの活動的な姿を幾度となく見ることができました。

南極は誰もが容易に行ける場所ではないかもしれません。しかし、行けば必ず、人間の想像力をはるかに越える大自然の光景に感動を覚えるはずです。その感動は、私がそうであったように、人生観が変わってしまうほどの衝撃かもしれません。ぜひ、皆さまにも、人智を超えた世界をご覧いただきたいと思います。

道案内をするペンギン道案内をするペンギン

このレポートはわたしが担当しています。

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