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Alpine Square / アルパイン広場

7月7日出発「ブルガリアの名峰3座登頂と世界遺産リラの僧院 9日間」

7月7日出発「ブルガリアの名峰3座登頂と世界遺産リラの僧院 9日間」

ヨーグルトだけじゃない!手付かずの大自然が残るブルガリア

ギリシアの北、バルカン半島の付け根に位置するブルガリアは、国土の3分の1を山岳地帯が占める山の国です。国土の東側は黒海に面していますが、山脈が連なるのは隣国マケドニアとの国境に近い西側の地域になります。山の高さはヨーロッパ・アルプスには及びませんが、荒々しい岩稜から牧歌的なお花畑まで変化に富んだ山岳景観が印象的でした。有名な“観光地”ではないため、登山者の数も少なく、すれ違う人々はほとんどが地元ブルガリアの人たちでした。「日本から来たの?サムライデスカ?」などと声をかけられ、ブルガリアの人々の温かさにも触れることができる旅となりました。このたびはブルガリアを代表する名峰3座に登頂しましたが、どの山も歩きごたえがあり、健脚の方にぜひおすすめしたいコースです。

牧草地帯を抜け、岩稜帯核心部へと標高をか牧草地帯を抜け、岩稜帯核心部へと標高をか

ブルガリア第2の高峰ビフレン山(2,914m)

ピラミダルな大理石の山で、遠くから眺めると雪が被っているように見えるほど白い山容が特徴的でした。快晴に恵まれ、日曜日ということもあり、登山口の駐車場は飽和状態でした。ブルガリア人にとって登山は身近なようで、家族連れや若者まで老若男女問わず楽しんでいる様子です。登りはじめると、森林限界をすぐに越え、展望の広がる高原地帯で出ます。色とりどりの高山植物が咲き、その背後にはこれから目指す山頂がどっしりと構えます。最後は大理石の岩稜帯を登りきり、360度の大展望が広がる山頂に全員無事登頂!山頂には鉄格子の塔が建ち、登山者はその中に石を積んでいました。ケルンかな?と思いきや、これは隣国ギリシア最高峰オリンポス山(2,917m)の標高を抜くためだそう。ブルガリア人の野望を垣間見ました。

荒々しい岩稜が続くマリオヴィッツァの核心荒々しい岩稜が続くマリオヴィッツァの核心

ブリガリア版“岩と雪の殿堂”マリオヴィツァ山(2,729m)

荒々しい岩稜帯と垂直に聳える岩壁が美しいマリオヴィッツァ山はブルガリアの登山家にとって憧れの山です。夏はロッククライミングやハイキング、冬はバックカントリースキーやスノーシューと年間通して多くの人々を魅了しており、ブルガリア唯一の登山学校もここマリオヴィッツァの山麓にあります。このたびは1泊2日の山小屋泊の縦走スタイルで登頂を目指しました。牧草地に広がるお花畑を抜け、岩稜帯の核心部にむけ高度を稼ぎます。道中すれ違った登山者はブルガリア人、マケドニア人、ポーランド人の単独行者たったの3人だけで、「日本から来ました」と声をかけると驚かれていました。まだまだ知られていない山域は、静かで大自然を満喫できるだけでなく、地元の人たちとの交流もとても新鮮に感じました。

10時間の行程を終え、山小屋到着。ビール10時間の行程を終え、山小屋到着。ビール

バルカン半島最高峰ムサラ山(2,925m)

日程最後に登頂したのがムサラ山(2,925m)でした。ブルガリアだけではなくバルカン半島の最高峰でもあるため、隣国からも多くの登山者が訪れる山です。最後の最後まで晴天に恵まれ、山頂からはビフレン山、マリオヴィッツァ山が遠望でき、思い出に浸りながら旅の最後をしめくくることができました。

手付かずの大自然が多く残るブルガリアは農業国でもあり、登山だけでなく、食事が美味かったことも旅を大いに盛り上げてくれました。新鮮な野菜が豊富で日本人にとってはありがたかったです。そして何よりもブルガリア人の温かい人柄に触れることができた山旅となりました。ぜひみなさまも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

バルカン半島最高峰ムサラ山に登頂!バルカン半島最高峰ムサラ山に登頂!

このレポートはわたしが担当しています。

小林 博史

小林 博史

/ 東京本社

高所、スキー、社内業務、何でもこなすオールラウンダー。ロングトレイル倶楽部担当としてヴィア・アルピナの紹介に力が入る。同志社大学山岳部出身。(営業)

①国内で好きな山:剱岳(北アルプス)
②海外で好きな山:ネパールヒマラヤ、カラコルム、スイス
③趣味:弾丸日帰り登山、焚火・キャンプ、料理。