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Alpine Square / アルパイン広場

3月1日出発「香港の名峰3座登頂 5日間」

3月1日出発「香港の名峰3座登頂 5日間」

知る人ぞ知る“香港の山旅”

香港の人口は約740万人、国土面積は東京都の約半分で世界屈指の人口密度を誇ります。林立するビル群の大都会というイメージが先行しますが、実は総面積の約40%が郊野公園などに指定されており自然が多く存在します。香港の山旅の特徴を4つにまとめると①都心からのアプローチが近い②森林限界が約400mと低い③ビル群と自然景観のコントラトが独特である④トレイルが整備されており歩きやすいことを挙げます。今回は5日間というコンパクトな日程ですが、九龍半島に4連泊し、5日中4日間登山を堪能しました。参加者からは「都心に連泊しているのに毎日登山口まで1時間で行けるのがとても楽で良いわ」という感想をいただきました。天候は残念ながら連日曇りでしたが、年間を通してとても温暖な気候ですのでTシャツ一枚で歩けるという気軽さもまた魅力です。

ランタオピーク山頂にてランタオピーク山頂にて

グルメ大国香港

「今日の夕食は何かしら、私絶対太って帰るわ~」。こういった食事の話がハイキング中に何度もとびかうのは香港ならではです。今回の夕食は3回で広東料理、杭州料理、北京料理を召し上がっていただきました。アルパインツアーでは各料理のレストランにもこだわり、オリジナルのメニューをアレンジしています。広東料理では酔っ払い海老、杭州料理では乞食鳥、北京料理では北京料理といったメインを組み込むようにしています。美味しいさは折り紙付きで、天候に恵まれなかった今回の山旅も料理がすべてを吹き飛ばしてくれました。円卓を山好きな皆さんと一緒に囲みながら、見て楽しみ、食べて楽しめる食事の時間はとても貴重なものとなりました。私はツアーリーダーとして世界中をご案内しておりますが、レストランにおいては日本を除いて香港が一番おすすめです。「極限までお腹がすくと中華料理」が思い浮かぶのですが、皆さんはいかがですか。

酔っ払い海老酔っ払い海老

買い物天国香港

香港はショッピングも楽しみです。今回の人気No.3は①ペニンシュラホテル香港のチョコレート②ペニンシュラホテル香港XO醤(XO醤発祥の地です)③ジェニーベーカリーのクッキーでした。ジェニーベーカリーはかわいい熊のイラストが描かれた缶にクッキーがびっしりと入っており大人気のお菓子です。香港は不動産賃料が高いためよく場所が変わるので毎回確認をしてから行くようにしています。タイミングによっては行列ができているので平日がおすすめです。その他にもお茶やケイワベーカリーのクッキー、白花油、燕の巣のフェイスパックなどショッピング好きの方にはいくら時間があっても足りない国です。宿泊のホテルが九龍半島の中心部に位置していたため徒歩でショッピングを楽しむことができました。香港人は親日家が多いため、日本語を話す店員も多くストレスなくショッピングができるのも魅力です。

香港人にも大人気のジェニーベーカリー香港人にも大人気のジェニーベーカリー

香港の名峰シャープピークとライオンロック

3日目は香港で人気No.1のシャープピークに登頂しました。現地のガイドさんが「香港のマッターホルンです!」と車中で案内し、「それは言い過ぎでしょ~」と皆さん笑っていましたが、確かに名峰です。標高は468mと低いですが、砂浜(海)から山頂「SEA to SUMMIT」を楽しむことができます。山容はまさにマッターホルンのようで浜辺からそそり上がるように聳え立っています。あいにくの天候でその雄姿を眺めることはできませんでしたが、海風を感じながらのトレッキングはとても気持よく、和気あいあいとした時間を皆さんと一緒に過ごすことができました。
最終日は午前中に、地元民の憩いの裏山として知られるライオン・ロックを歩きました。標高は495mで、山頂に立つと眼下にビル群が広がっていました。その景観はまるで大海原で魚が跳ね上がっているようで、“THIS IS THE HONGKONG”と叫びたくなるほどの興奮でした。

眼下にビル群を望む眼下にビル群を望む