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Alpine Square / アルパイン広場

2月9日出発「コスタリカ最高峰チリポ山登頂と 幻の鳥ケツァールを求めて 11日間」

2月9日出発「コスタリカ最高峰チリポ山登頂と 幻の鳥ケツァールを求めて 11日間」

中米のスイス・コスタリカ

昨年に続き、特別企画でコスタリカをご案内してきました。コスタリカは中米に位置し、北にニカラグア、南にパナマと国境を接しています。この国は非武装中立国であることが有名ですが、国土の約1/4が自然保護区に指定されている環境先進国でもあり、治安がとても良いのが印象的です。サン・ホセの町は昨年に増してサイクリング愛好家が多く、スイスを彷彿とさせる雰囲気が広がっていました。
コスタリカは火山国であることから国章にも三火山が記されており、そのうちの一座イラス火山を高度順応がてら訪れました。標高3,432mまで専用車でぐんぐん標高を上げると、広大な火口が口を開けて私たちを待ち受けていました。快晴に恵まれ、360度の展望を満喫しました。

中米のスイス・コスタリカ中米のスイス・コスタリカ

幻の鳥ケツァール

コスタリカは野鳥の楽園です。私たちは“手塚治虫”幻の鳥ケツァール(カザリキヌバネドリ科)を観察するため、バードウォッチャーの聖地ドタ地区に宿泊しました。早朝、専用車でケツァール観察地に移動し、ガイドと合流すると「私は20年以上ガイドをしてますが、ケツァールが見れなかったことはありません!」といきなり太鼓判を押されました。歩き始めて5分、ケツァールが好んで食べるリトルアボガドの木に到着すると、突然ケツァールが僅か5mの距離に現れました。しかもこちらを向いて、まるでポージングをとっているかのようです。私も含め皆さん大興奮で、お互いに人差し指をたて、音を立てないようにしながら撮影タイムが始まりました。尾の長い見事な雄で、近くに雌も見ることができました。飛び立つ姿も目視でき、まるで“火の鳥”を見ているかのようでした。ケツァールは1時間ほど私たちの前で飛んだり、止まったりを繰り返し、森へと羽ばたいていきました。

単眼鏡を通して撮影したケツァール単眼鏡を通して撮影したケツァール

コスタリカ最高峰チリポ山(3,820m)

いよいよチリポ山登山です。今年の登山行程は2泊3日の山小屋泊で、1日目はリバスからクレストネス小屋(3,475m)まで樹林帯の中、標高差2,000mを登ります。今年は乾期真っ只中の出発であったため、3日間雨に降られず快晴が続きました。山小屋は定員が60名、寝具付き2段ベッドで、食事の提供もあり快適に過ごすことができます。登頂日は朝食後、ゆっくりと出発、森林限界を抜けたパラモ帯を登ります。チリポ山は山頂手前30分までその姿を見ることができません。峠を越えた途端に目前に迫る雄姿を確認できます。ここまでの距離が長いだけに感動もひとしおです。「お~!ここまで来た甲斐があった!」と皆さんも大喜びです。山頂直下は傾斜が急となり、所々手を使って登ります。
全員無事登頂し、山小屋に戻った後は希望者と近くのクレストネス山に登りました。上部は岩場になっており、山頂直下の鞍部まで慎重に岩場をよじ登ります。山小屋2泊目の夜は世界中から集まった宿泊客と一緒に大合唱となり、大いに盛り上がりました。

チリポ山への最後の登りチリポ山への最後の登り

様々なアクティビティを楽しんだマヌエルアントニオ国立公園

太平洋沿いに位置するマヌエルアントニオ国立公園はアクティビティ大国です。今年も3連泊して南国リゾートを満喫していただきました。まずはマングローブカヤックです。初体験の方も多く、疲れた方はガイドがロープで牽引してくれました。ガイドはとてもたくましく、なんと三艘同時に引っ張ってくれました。続いてジップライン体験です。木から木へと滑車にぶら下がり一気に滑り降ります。長いものでは450mもあり、ジャングルの中を叫びながら空中散歩を楽しみました。翌日はアニマルウォッチングにでかけました。道中、森から道路に移動し行き場を失っているナマケモノに遭遇しました。ナマケモノは英語で「スロー」と呼ばれる通り動きが遅く、目視で動いている姿はほとんど確認できません。そのため、まるで模型のように固まっておりアイドルのように観光客から脚光を浴びていました。
 今回もアクティビティを堪能でき、アウトドア大国を堪能することができました。

マヌエルアントニオでカヤック体験マヌエルアントニオでカヤック体験