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タスマニア島 オーバーランド・トラック大縦断 10日間

ツアーコード: BT00OV 19-20

世界遺産の「タスマニア原生地域」にあるクレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園の最深部を北から南へと縦断するオーバーランド・トラックは、世界中の人が一度は歩きたいと憧れる、オーストラリアを代表するロングトレイルです。森の中の快適な貸切ロッジに泊まりながら、5泊6日で約65kmを踏破します。

●11名様限定 快適な貸切ロッジに泊まりながら、タスマニア島を北から南へ縦断
●モンベルの「キャンプシーツ」をプレゼント!
肌触りがよく、優れた通気性を持つ生地を使用した、キャンプや山小屋などでの使用に最適なシーツです。汚れた場合は気軽に洗濯できます。スタッフバッグ付き。#1121197 キャンプシーツ 税抜き価格 ¥1,900(+税) ※カラーはお選びいただけません。

景色の変化を楽しみながらタスマニア島の最深部を歩く
タスマニア島の西部には、数億年という悠久の時を超えて育まれてきた原生雨林や、氷河に削られた原野に点在する険しい岩峰など、太古の森や大地の姿が保存された広大な大自然があります。この一帯は「タスマニア原生地域」として世界遺産に登録されており、いくつかの国立公園がこの中にあります。その原生地域の真っただ中を歩き、手付かずで貴重な大自然に近づくことができる夢のようなロングトレイルにご案内します。

レベル・高度・施設 / ツアーの種類

ツアーレベル
3.5
宿泊高度
3000未満
宿泊施設
ホテル ロッジ
ツアーの種類
ロングトレイル倶楽部

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●燃油サーチャージは、旅行代金に含まれております。
●オーストラリアETA(電子入国許可=申請料金4,400円、2019年11月現在、手数料・消費税込み)の取得が別途必要となります。
● ツアーリーダー(添乗員):東京から東京まで全行程同行してご案内します。
● 最少催行人数:10人(限定11人)
● 食事:朝7回、昼6回、夕7回
● 利用予定ホテル:Bクラス以上
● 一人部屋利用追加料金:¥22,000(ロッジ泊を除く)

  • ● 利用予定航空会社:カンタス航空

大阪・名古屋・福岡・札幌などからのお得な日本国内線特別代金プランあり。
追加料金 14,000円 名古屋(中部)、大阪(伊丹・関空)、札幌(新千歳)、福岡
追加料金 24,000円 女満別、旭川、釧路、帯広、函館、青森、三沢、秋田、山形、小松、岡山、出雲、広島、山口宇部、徳島、
                                     高松、高知、松山、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、那覇

ご注意
●国内線は別途予約が必要ですので、お早めのご予約をお願いします。
●日本航空の一部指定便に限ります。また、国際線に同日中に接続する便に限ります。
●上記運賃は往復の金額です。片道ご利用の場合は上記の半額になります。
●東京の空港は、国際線の発着空港とは異なる場合があります。その際は、東京の各空港(成田-羽田)間の交通費はお客様のご負担となります。
●国内線利用確定後の便変更はお受けできない場合があります。また、ご予約内容を変更される場合、お申し出の時期により航空券の再発行に関わる手数料がかかります。

ビジネスクラスプレミアム・エコノミークラスをご希望の方はお問い合わせください。

オーバーランド・トラック入山日(12月12日、2月21日、3月15日)時点で69歳以上のお客様は、あらかじめ、現地のトレッキング主催会社に対して医師による健康診断書の提出が必要となります。詳細はお問い合わせください。なお、検診等にかかわる費用は別途必要となります。

※日程6日目にご案内するMt.オッサへの登頂は、安全上の理由により、降雨時や強風時にはご案内できない場合があります。

ツアー情報ツアー情報

貸切ロッジの設備と装備

オーバーランド・トラックでは貸切ロッジに泊まります。いずれもメイントレイルからは全く見えない秘密の場所にあり、シンプルで機能的な造りが魅力の隠れ家です。客室は個室(2人部屋)が6つ、最大12名のゲストを迎えられる設計となっています。寝袋は各客室に備わっていますので日本から持参いただく必要がありません。温水シャワーと乾燥室の設備を完備しているため、着替えは最小限に止めることができ、トレッキング中に背負う荷物は8kg程度が標準的な重さとなります。ランチは毎朝用意される食材から好きなものをお選びいただき各自で作ります。朝夕の食事は同行する2名の現地ガイドの手料理がふるまわれますので、一日の疲れと一日の始まりをサポートする態勢は万全です。トラックはアップダウンが少なく全体を通してよく整備されていますが、ぬかるみや岩場を登下降する箇所があるため、登山靴は踝をしっかりサポートするものをご準備ください。

ロッジのダイニングの様子
ロッジのダイニングの様子

ベッドルーム(2人部屋)
ベッドルーム(2人部屋)

オーバーランド・トラック企画の最大の魅力は、食料・燃料・寝袋・マットなどの嵩張って重たい装備を背負わずに、宿泊する5つのロッジを全て貸し切りで利用しながら、世界遺産の原生地域を踏破できることです。

タスマニア島の西部には、数億年という悠久の時を超えて育まれてきた原生雨林や、氷河に削られた原野に点在する険しい岩峰など、太古の森や大地の姿が保存された大自然があり、その一帯がタスマニア原生地域と呼ばれる世界遺産に登録されています。島の総面積の約25%を占めているこの広大な原生地域の深部にまで行くためには、一般的には食料や寝袋などの重たい装備を担がなければならず容易には足を踏み入れることができませんが、ロッジに泊まりながら原生地域を北から南に縦断する全長約65kmのロングトレイルを6日間かけて踏破することで、手付かずで貴重なその大自然に近づくことができます。このロングトレイルが、人気のオーバーランド・トラックです。タスマニア島の高峰上位5座の内、最高峰を含む4座が集中するエリアを縦断します。

窪地にできた小さな池
窪地にできた小さな池

オーバーランド・トラックはアップダウンが少なく全体を通してよく整備されていますが、一部ぬかるみや岩場を登下降する箇所があるため、登山靴は踝をしっかりサポートするものをご準備ください。

マウンテンロケット(11~12月)
マウンテンロケット(11~12月)

トレッキングは木道が敷かれた湿原から始まります。ひんやりとした原生雨林を抜けると、赤い水をたたえた湖にでます。この湖の周辺では、タスマニア島のごく限られた場所でしか生育しない、オーストラリア固有の植物としては唯一の落葉樹であるファガス(南極ブナ)を見ることができます。ファガスは、太古の地球上にあったと考えられている超大陸の分離・移動を裏付けた植物としても知られています。湖畔からさらに1時間ほど登ると、展望が開けた有名なマリオンズ・ルックアウト(1,223m)です。タスマニア島を代表する象徴的な山として知られるクレイドルマウンテン(1,545m)がその雄姿を現します。いよいよ縦断が始まるなと、あらためて気持ちが高ぶる瞬間です。

クレイドルマウンテンの雄姿を眺めながら(3日目)
クレイドルマウンテンの雄姿を眺めながら(3日目)

彩り豊かなスコパリアの群生(11~12月)
彩り豊かなスコパリアの群生(11~12月)

ここからは窪地にできた小さな池が点在する見晴らしの良い高原を南下していきます。左手を見上げればクレイドルマウンテンを構成する粗粒玄武岩の見事な柱状節理が迫り、11月から12月にかけてはスコパリア、マウンテンロケット、クリスマスベルなどの花々が足元を彩りカメラを手放せません。

クリスマスベル(12月)
クリスマスベル(12月)

やがて正面に堂々と聳えていた奇峰バーンブラフ(1,559m)を背にして歩くようになり、黄金色のボタングラス(カヤツリグサ科)と白く細い枝がうねるように伸びたユーカリのコントラストが美しい、タスマニア島の原風景を想わせる平原に至ります。遠方には、どっしりとした大きな山容のペリオン・ウェスト(1,560m)が、さらにその後方には、翌々日に登頂を目指すタスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)が見えてきます。いつの間にか平原からはユーカリの存在感が無くなり、ボタングラスだけが見渡すかぎりに広がった大平原に、まるで大海原に乗り出していくかのようにトレイルは突入していきます――。

タスマニア島の原風景の中を行く(4日目)
タスマニア島の原風景の中を行く(4日目)

原生地域の真っただ中へ(4日目)
原生地域の真っただ中へ(4日目)

オーバーランド・トラック・トレッキングの最大のハイライト。それはトレッキング4日目におこなうタスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)の登頂です。ペリオン小屋(900m)を発ち、まずはペリオン・ギャップ(1,126m)の峠に登ります。そしてここを基点に、メイントレイルから離れたところに位置するMt.オッサ(1,617m)の山頂を往復します(徒歩約4~5時間)。サイドトリップ(寄り道)となるわけですが、アップダウンが少ないオーバーランド・トラックでは、この往復が高低差としては最大の登下降となります。登頂ルート上には部分的に手を使って岩場を登下降する箇所があるため、不要な荷物は峠に残し、必要最小限の荷物だけを持って登頂を目指します。山頂からは広大な原生地域を俯瞰するように一望することができます。

Mt.オッサ(1,617m)の山頂へ(6日目)
Mt.オッサ(1,617m)の山頂へ(6日目)

タスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)の登頂も目指します(6日目)
タスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)の登頂も目指します(6日目)

オーバーランド・トラックはシーズン中、入下山口から日帰りで歩ける範囲を除き、一日に入山できるトレッカーの人数が最大60名までに制限されています。ロッジ利用のトレッカーは現地ガイド2名を含めて最大14名まで、テントまたは避難小屋利用のトレッカーが最大46名まで、となっています。トレイルを歩いて進む方向も北から南への一方に制限されているため、一部の例外を除きトレッキング中に他のトレッカーとすれ違うことがありません。オーバーランド・トラックでは、入山したトレッカーの一人一人が、原生地域の大自然と一体となることで、唯一無二の特別な体験ができ得るよう配慮されているのです。

国立公園にある最古の森
国立公園にある最古の森

ツアーリーダーからの報告!ご覧ください!

日程表日程表

日程 発着地 スケジュール/食事/宿泊地
1 東京(成田) 発 夜、東京(成田)発飛行機メルボルンへ。
 

食事

宿泊地 機中泊

2
メルボルン 着/発
ロンセストン 着
朝、メルボルン着飛行機乗り継いで、ロンセストンへ。午後、バス専用車でロンセストン市内へ(約30分)。
トレッキングに不要なもの(スーツケース等)は、翌日以降に日程8日目に宿泊するホバートへ回送します。

食事

宿泊地 ロンセストン泊 [ホテル]

3 ロンセストン 発オーバーランド・トラック
1日目(約12km)
バーンブラフ小屋 着 
朝、バス世界遺産・クレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園内の登山口(930m)へ(約2.5時間)。歩き湿原から森を抜け、マリオンズ・ルックアウト(1,223m)へ。ここからクレイドルマウンテン(1,545m)を左手に、バーンブラフ(1,559m)を正面に見ながらバーンブラフ小屋(1,080m)へ(徒歩約6時間)。

食事

宿泊地 バーンブラフ小屋泊 [ロッジ]

4 バーンブラフ小屋 発オーバーランド・トラック
2日目(約12km)
パインフォレスト小屋 着 
歩きバーンブラフ、クレイドルマウンテンを背に、快適な木道歩きを楽しみながらウィンダミア湖へ。途中、美しいウィル湖を往復します。その後、湿原から樹林帯を抜け、パインフォレスト小屋(980m)へ(徒歩約6時間)。

食事

宿泊地 パインフォレスト小屋泊 [ロッジ]

5 パインフォレスト小屋 発オーバーランド・トラック
3日目(約10km)
ペリオン小屋 着 
歩き右手にペリオン・ウエスト(1,560m)、左手前方にMt.オークリー(1,386m)を見ながらボタングラスの原野を歩き、フロッグフラッツ(730m)へ。オーバーランド・トラック上で最も低い地点です。ここから、ペリオン小屋(900m)へ(徒歩約5.5時間)。

食事

宿泊地 ペリオン小屋泊 [ロッジ]

6 ペリオン小屋 発オーバーランド・トラック
4日目(約13km)
キアオラ小屋 着 
歩き樹林帯を登り、好展望が広がるペリオン・ギャップ(1,126m)へ。天候等の条件が許せば、ここからタスマニア島の最高峰Mt.オッサ(1,617m)に登頂。オーバーランド・トラックのハイライトです。頂上からの大展望を満喫した後ペリオン・ギャップへ戻り、キアオラ小屋(850m)へ(徒歩約8時間)。

食事

宿泊地 キアオラ小屋泊 [ロッジ]

7 キアオラ小屋 発オーバーランド・トラック
5日目(約11km)
ウィンディリッジ小屋 着 
歩きマーセイ川にかかる何本もの滝を見ながら、ウィンディリッジ小屋(850m)を目指します。途中に現れる原生林は、国立公園最古の森と言われ、特に美しいことで知られています(徒歩約5時間)。

食事

宿泊地 ウィンディリッジ小屋泊 [ロッジ]

8 ウィンディリッジ小屋 発オーバーランド・トラック
6日目(約9km)
ナルシサスベイ 着/発
ホバート 着
歩きユーカリの森の中の平坦なトレイルを歩き、オーストラリアで最も深い湖、セントクレア湖北端のナルシサスベイ(740m)へ(徒歩約4時間)。ここから船ボートで湖南岸のシンシアベイへ渡り(約20分)、バス専用車でタスマニア州の州都・ホバートへ(約3時間)。

食事

宿泊地 ホバート泊 [ホテル]

9

サラマンカ・プレイスホバート 発
シドニー 着/発

午前、サラマンカ・プレイスを散策します。
昼、ホバート発飛行機 シドニーで乗り継ぎ飛行機東京(羽田)へ。

食事

10 東京(羽田) 着 朝、東京(羽田)着。

食事

 

※航空会社の都合や現地事情により、日程は一部変更される場合があります。

ご案内とご注意ご案内とご注意

●当社では、75歳以上の方には、ご健康に支障がない旨を確認できる健康診断書等のご提出にご協力をいただいております。なお、検診等にかかわる費用は別途必要となります。