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世界遺産サンティアゴ・デ・ コンポステーラの巡礼路を歩く 10日間

ツアーコード: CS00CQ20 春

千年もの歴史を誇るスペインの巡礼路を歩きます。数ある巡礼路の中でも一番の人気ルートである「フランス人の道」の最終部分を、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで合計105kmを5日間かけて歩き、大聖堂前で感動のゴールを迎えます。多くの巡礼者が最終目的地として訪ねるフィニステーレの岬も魅力です。

●緑豊かな「フランス人の道」をたどり聖地へ

レベル・高度・施設 / ツアーの種類

ツアーレベル
3
宿泊高度
3000未満
宿泊施設
ホテル ロッジ
ツアーの種類
ロングトレイル倶楽部

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● 燃油サーチャージ(2019年11月20日現在:目安約21,000円〜28,000円)が別途必要です。今後変更となる場合は、ご旅行代金ご請求の際にご案内いたします。
● ツアーリーダー:東京から東京まで同行します。添乗員は同行しませんが、出発日と発着地によってはツアーリーダーが全行程同行します。
● 最少催行人数:12人
● 食事:朝8回、昼5回、夕6回
● 利用予定ホテル:Bクラス以上
● 一人部屋利用追加料金:¥62,000(ロッジ泊を含む)

  • ● 利用予定航空会社:エールフランス、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、日本航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ・ドイツ航空

※各地からの日本国内線はお問い合わせください。

ツアー情報ツアー情報

サンティアゴ巡礼とは

9世紀の初期、キリスト12使徒のうちの一人で聖人と崇敬される聖ヤコブの遺骸がスペイン北西部ガリシア地方で奇跡的に見つかりました。当時この地で盛んだったキリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)とあいまって、この地(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)は、ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の3大巡礼地となりました。以来、時代によって波はあったものの毎年何千、何万人ものキリスト教徒がこの地への巡礼路を辿りました。12世紀の全盛期には修道院やホスピスなどが整備され巡礼者の安全が確保され、周辺のキリスト教諸王候の保護もあって、隣国フランスからだけでなくヨーロッパ各地や遠くロシアから毎年、多くの人々が巡礼に訪れ、年間最大で50万人もの人が歩いたといいます。1993年、その価値が認められ、この巡礼路はユネスコ世界遺産に登録されました。道としての世界遺産登録は他に、日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」などがあります。

ポルトマリンの町へ到着(3日目)
ポルトマリンの町へ到着(3日目)

緑豊かなガリシア州の巡礼路

数あるサンティアゴ巡礼路の中で最も巡礼者に歩かれる「フランス人の道」は、フランス国境のピレネー山脈から総延長が約800kmあり、全てを歩くと1カ月ほどかかります。このコースでは、「フランス人の道」のハイライトとなる巡礼の最後の部分を、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで合計105kmを通しで歩き、大聖堂の前でゴールを迎えます。このコースで歩くスペインのガリシア州は「緑のスペイン」と呼ばれるスペインの中でも特に緑豊かな地方です。スペインの国土の大半は、地中海性気候のため比較的乾燥がちな地方が多いのですが、大西洋岸に位置するガリシア州は、雨の恵みにより冬の季節をのぞいた春から秋にかけて緑に覆われた大地となっています。雨といっても、同じ月の日本と比べて降水量は少なく、また、雨のシーズンは冬となりますので、天気の心配は不要といえるでしょう。この「緑のスペイン」の中の巡礼路を、短い日で1日13km、長い日で1日29kmを歩きます。道自体は田舎道で、標高差は多い日でも300mあまりですので、長い距離を歩くことができます。また、巡礼中に宿泊するロッジ(ペンション)からロッジ(ペンション)へは毎日荷物(スーツケース)を回送しますので、ザックの荷物はその日に行動中に使用するものだけです。

ゆるやかな丘が連なるガリシア州
ゆるやかな丘が連なるガリシア州

巡礼のスタイルと巡礼手帳

巡礼がもっとも盛んになった12世紀、日本の四国お遍路さんの衣装のように沿道の人がひと目で巡礼者とわかるように、巡礼者の服装は、大きな帽子に裾の短い外套、長い杖にホタテ貝の飾り、水筒代わりのひょうたんと定められました。このコースではホタテ貝の飾りを巡礼初日にプレゼントいたします。また、クレデンシアル(巡礼手帳)も巡礼初日にお渡しします。ルートの途中にある教会や宿、カフェで各自で手帳に押印をもらい、巡礼の最後、サンティアゴ・デ・コンポステーラで巡礼証明書(コンポステーラ)を発行してもらう際に提示します。巡礼証明書をもらうには、サンティアゴ・デ・コンポステーラを含む部分で徒歩で100km以上歩くことが必要です。

巡礼者のシンボル、ホタテ貝の飾り
巡礼者のシンボル、ホタテ貝の飾り

巡礼手帳にスタンプをもらう
巡礼手帳にスタンプをもらう

日程表日程表

日程 発着地 スケジュール/食事/宿泊地
1
東京 発
マドリード  着

午前、東京発飛行機ヨーロッパ内都市で乗り継ぎ飛行機スペインのマドリードへ。
着後、バス専用車で空港近くのホテルへ。

食事

宿泊地 マドリード泊 [ホテル]

2
マドリード 発
サンディアゴ・デ・
コンポステーラ 着/発
ルーゴ 着

午前、国内線で飛行機サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。
着後、バス専用車でルーゴ(253m)へ。
2世紀に作られたという町をぐるりと取り囲む世界遺産登録のローマ城壁群を見学します。

                    

食事

宿泊地 ルーゴ泊 [ホテル]

3
ルーゴ 発
ペルスカーリョ 着/発
巡礼路1日目ポルトマリン 着

午前、バス専用車で巡礼路のスタート地点となるペルスカーリョ(650m)へ。100kmにおよぶ巡礼の旅が始まります。
歩き「フランス人の道」を歩き、ミーニョ川にかかる橋を渡るとポルトマリン(387m)です(歩行約13km/徒歩約3.5時間)。 

食事

宿泊地 ポルトマリン泊 [ロッジ]

4

ポルトマリン 発

巡礼路2日目

パラスデレイ 着

歩き緑美しいガリシア地方の典型的な田舎の道をパラスデレイ(556m)へ(歩行約25km/徒歩約6.5時間)

食事

宿泊地 パラスデレイ泊 [ロッジ]

5

パラスデレイ 発
巡礼路3日目

アルスーア 着

歩き途中、タコ料理で有名なメリーデを通ってアルスーア(388m)へと向かいます(歩行約29km/徒歩約8時間)。

食事

宿泊地 アルスーア泊 [ロッジ]

6

アルスーア 発
巡礼路4日目

アメナル 着

歩きアルスーアで巡礼路の一つ「北の道」と合流してさらに巡礼者の多くなった道をアメナル(254m)へ(歩行約23km/徒歩約6時間)。

食事

宿泊地 アメナル周辺泊 [ロッジ]

7

アメナル 発
巡礼路5日目

サンティアゴ・デ・
コンポステーラ 着

いよいよ最終日。歩き歓喜の丘」と呼ばれるモンテ・ド・ゴーゾを越え、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(253m)へ(歩行約16km/徒歩約4.5時間)。到着後、巡礼事務所で巡礼証明書(コンポステーラ)をもらいます。

食事

宿泊地 サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊 [ホテル]

8

サンティアゴ・デ・
コンポステーラ 滞在

フィニステーレ訪問

午前、バス専用車で大西洋に面した世界の果てという意味のフィニステーレへ。多くの巡礼者が巡礼の終着点として訪れる岬です。午後、サンティアゴ・デ・コンポステーラに戻り、自由行動。

食事

宿泊地 サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊 [ホテル]

9

サンティアゴ・デ・
コンポステーラ 発
マドリード 着/発

朝、バス専用車にてサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港またはビーゴ空港へ。国内線にて飛行機マドリードへ。マドリード発飛行機ヨーロッパ内都市で乗り継ぎ、東京へ。

食事

宿泊地 機中泊

10

東京 着

夕刻、東京着。

食事

 

※航空会社の都合や現地事情により、日程は一部変更される場合があります。
※2019年現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂では修復工事が行われており、聖堂内部の一部に覆いがかけられています。大聖堂内の一部が見学できない場合や、巡礼ミサが別の教会で行われる場合があります。全体の工事の完了は、2020年秋頃の予定となっています。

ご案内とご注意ご案内とご注意

●当社では、75歳以上の方には、ご健康に支障がない旨を確認できる健康診断書等のご提出にご協力をいただいております。なお、検診等にかかわる費用は別途必要となります。