世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

「ビニャーレス渓谷」。ピナール・デル・リオの街から約30kmほどの地点にある場所で、1999年にはユネスコ世界遺産にも登録されている渓谷です。ビニャーレス渓谷の一番の魅力は、何と言ってもその風景です。まるで桃源郷のように、いくつかの小高い山々の美しい景色が広がっています。また、ビニャーレス渓谷にある壁画も魅力です。この地にある「ムラル壁画」は1961年にフィデル・カストロの思いから製作された壁画でメキシコの壁画運動の第一人者であるディエゴ・リベラとその弟子によって描かれました。また、渓谷にある「インディオの洞窟」は、かつては先住民が住居として、そして独立戦争時には革命家が身をひそめる場所として使っていたとも言われています。
エスカンブライ山脈では、植生豊かなキューバ―の山岳地帯を、ネイチャーガイドから植物や生物の説明を受けながら、4時間程度のハイキングを楽しみます。

キューバ―の首都ハバナは、人口約200万人を擁するカリブ海で最も大きな都市です。
ハバナ旧市街は、スペイン統治時代のコロニアル様式の建築物と19世紀後半の建築物が今も多く残ることから、世界遺産として保存されています。ハバナはキューバ革命以降、社会主義国家として歩んできた歴史があり、町のいたるところに1960年代のクラシックカーが走っており、ハバナ独特のノスタルジックな雰囲気をお楽しみください。映画にもなったブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの舞台でもあります。

トリニダは、かつてはサトウキビのプランテーションと砂糖貿易で栄えた町で、石畳みの古い家並みが残る美しい古都です。郊外のロス・インヘニオス渓谷とともに、1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。500年の歴史を持ち、植民地時代の雰囲気を色濃く残し、コロニアル様式の建造物群が有名です。旧市街は、丸石の敷き詰められた街路や、精巧に作られた格子窓のパステルカラーの住宅、壮大な宮殿や広場などで知られています。
サンタ・クララは、ハバナから東に約300kmの地点にあり、キューバで最初に欧州人に建設された都市です。17世紀にはスペインの植民地統治の中心地として繁栄し、キューバ革命の際に、チェ・ゲバラ（エルネスト・ゲバラ）によって解放された都市としても有名で、現在はゲバラ司令官の霊廟があります。