雪山講習会・導入
雪山机上講座、積雪期岩稜講習会、富士山雪上講習など、雪山シーズンはじめの準備ツアーなどを掲載しています。
雪山への誘い
白い雪、誰も歩いていない雪原、吹雪、張りつめた空気、凍りついた樹木、木々についたエビのしっぽ、樹氷と青空、深雪など。雪山は普段の生活とまったく違う世界となります。雪の山にもレベルがあり、時期と山により、準備する装備は変わります。あたりまえのことですが、足を置く場所はすべて雪(とければ水になる)であり、風が強ければ、体感温度が下がります。融けた雪は水となり、風に当たると水は瞬く間に凍ります。持ち物に不備があることは危険にもつながりますので、しっかり準備を整えて雪山に挑戦してください。雪山入門の山々から、何シーズンもかけて経験に応じて少しずつ山のレベルをSTEPアップすることをお薦めします。「山へ行こうよ。雪山講習会」の講師陣が皆さまの雪山登山をサポートします。まずは机上講座からご参加ください。

北横岳で樹氷に出会った。
雪山参加条件について
雪山のレベルに応じて、入門・STEP1〜STEP3のランク付けを行っています。各ランクの山に行くための参加条件がありますので、ご注意ください。
とくにSTEP3のコースではリーダーが参加メンバーの力量を把握していることが登山の安全運行のためにとても重要なことであると考えています。
- 入門 ※雪山が初めての方向け
- 夏山登山経験があること、または同等の体力やスポーツ経験があること。
必要装備:□登山靴(布製ハイキングシューズは不可) □レインウェア(防水透湿性の高いもの) □6本爪軽アイゼン □ダブルストック □防寒手袋 □目出帽など
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- STEP1とSTEP2
- 日頃から登山を行い、夏山縦走経験があること、または同等の体力があること。
必要装備:□冬用登山靴 □10本爪以上アイゼン □ピッケル・ストック
□雪用アウター上下 □コースによっては登山用スノーシュー □雪用グローブ一式 □ゴーグル □コースによってはヘルメット・ハーネスなどの登攀用具
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- STEP3
- 出発日の過去2年以内に当社の企画する「雪山講習会STEP1〜STEP2」の宿泊コースに1回以上のご参加経験があり、昨シーズン以降、積雪期岩稜講習会に1回以上参加することが必要です。
雪上技術基礎講習会
積雪期岩稜講習会
※STEP3に参加の方の必修講習会です。
岩場でのアイゼン歩行とピッケルの使い方、三点支持、自己ビレー、フィックスロープの行動等を中心にトレーニングします。アイゼンの正しい使い方を学ぶことができる講習会ですので、STEP1やSTEP2にご参加の方や、アイゼン初心者の方もご参加下さい。【必要装備】ハーネス、ヘルメット、還付カラビナ(HMSタイプ)×2枚、スリング60cm・120cm×各2本、革手袋等