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Alpine Square / アルパイン広場

10月29日出発 創業50周年特別企画 「天国じじい」貫田宗男さんと行く エベレスト展望トレッキングと シェルパの里 9日間

10月29日出発 創業50周年特別企画 「天国じじい」貫田宗男さんと行く エベレスト展望トレッキングと シェルパの里 9日間

エベレスト街道とは

エベレスト登頂のためのベースキャンプまで続く、キャラバンルートをエベレスト街道といい、今ではカトマンズやラムチャプ空港からルクラまで国内線で飛び、そこから、自分の体力や休暇にあわせて、このエベレスト街道をトレッキングで楽しむ人がたくさんいらっしゃいます。ちなみにベースキャンプまで行く場合は日本から22日間、ナムチェバザールまで行く場合は9日間で日程が組まれています。今回はナムチェバザールまで行くコースを歩いてきましたので、レポートいたします。

エベレスト、ローツェエベレスト、ローツェ

ルクラからパクディンまで

傾斜になって、着陸は登り坂、離陸は下り坂になっている標高2,840mの地点にエベレスト街道の玄関口になっているルクラはあります。トレッキングシーズンは、狭い空港に何台も航空機が着陸し、お互いの羽根もすれすれに上手に離陸、着陸していきます。よっぽどベテランパイロットしかここは操縦が許されていないのだろうといつも感心します。ルクラからパクディンまで距離は約7.5km。ドゥードゥコシ(ミルクの河という意味)沿いの道を小さなアップダウンを繰り返しながら、たくさんのマニ石を過ぎ、パクデイン(2,610m)まで標高を約200m下げます。徒歩約3時間の行程ですが、できるだけ高度順応するよう、ゆっくり歩きます。

ルクラ飛行場ルクラ飛行場

パクディンからナムチェへ

谷沿いの道を途中、滝などをみながら、梨のドライフルーツを売っている小さな村を過ぎて、ジョサレ(2,840m)へ。世界遺産のサガルマータ(エベレスト)国立公園に入ります。吊り橋を渡り、高度差600mの坂をゆっくり登り、シェルパの里ナムチェ(3,440m)へ。入口には、立派な噴水があり、馬蹄形のナムチェの町は、ビリヤードのお店やWIFIを売りにする喫茶店、お土産屋さん、山道具のお店などがあり、ここがネパールの山のなかの村だとは思えないくらいにぎやかで活気ついています。

ナムチェの入り口ナムチェの入り口

ホテル・エベレスト・ビューへ

この日はナムチェで滞在し、早朝から展望台へエベレスト、ローツェ、アマダブラムの日の出を見にいきます。大パノラマを楽しむことができました。
ロッジに戻り、朝食をとって、再びトレッキングスタート!標高差400mを登り、ホテル・エベレスト・ビューへ。テラスでお茶を飲みながら心ゆくまで、エベレストをご覧いただきます。その後、伝統的で落ち着いたシェルパの村クムジュン(3,780m)へ。ヤクの糞を燃料に利用し、ジャガイモを植えている昔ながらの生活風景に出会うことができました。また、クムジュンのゴンパで雪男の頭皮?を拝み、エベレスト初登頂者のヒラリーが建てた学校を見学し、ナムチェへ戻りました。

エベレストビューホテルからエベレストビューホテルから

同行講師 貫田宗男さん

1951年、山口県生まれ、高校山岳部で登山を始める。20歳でヨーロッパ・アルプスへ。マッターホルン、アイガー、シャモニ針峰群を多数登る。22歳で渡米。オレゴン州ポートランドに滞在しながら、マウントフッド、レーニヤ山、マッキンリーなどを登る。1979年ダウラギリⅤ峰(7,618m)登頂。1991年春、チベット側北稜からチョモランマに登頂。当時としては画期的な少人数パーティーでの登頂に成功。1994年秋、ネパール側南東稜から2度目のエベレスト登頂。2003年から三浦雄一郎氏3度のエベレスト挑戦や、2007年より日本テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」登山部、2010年よりNHKデジタル衛星ハイビジョン番組「世界の名峰グレートサミッツ」に関わる。
世界の山々を目指す登山隊や撮影隊のコーディネーターの経験にもとずくお話しは、たいへん興味深く、お話もおもしろおかしく話されるので、皆さん貫田さんのお話しに魅了されておりました。

貫田さんルクラのロッジで貫田さんルクラのロッジで