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Alpine Square / アルパイン広場

3月17日出発「中米最高峰タフムルコ(4,220m)登頂、密林に眠る ティカル遺跡満喫とカリブ海 11日間」

3月17日出発「中米最高峰タフムルコ(4,220m)登頂、密林に眠る ティカル遺跡満喫とカリブ海 11日間」

グアテマラの山旅の魅力

3月17日出発「中米最高峰タフムルコ(4,220m)登頂と密林に眠るティカル遺跡満喫とカリブ海11日間」のツアーは、前半と後半で一気に雰囲気や気候が変化することが特徴です。前半は標高2,000m以上の高地での滞在が中心で、カラフルな衣装を纏った先住民との触れ合いや、独特の文化を歴訪しました。タフムルコ登山では山頂付近の体感温度が0℃付近まで下がり、これが南国中米かと思うほどの寒さに驚きました。下山後、国内線でマヤ文明のティカル遺跡に移動すると気候は一変します。Tシャツ1枚で汗を拭いながら遺跡内を巡りました。陸路でベリーズに入国後は、南国の雰囲気が更に高まります。人々の肌の色が茶色から黒色となり、バナナやマンゴーの畑が延々と続き、その先ではカリブ海が迎えてくれました。旅のフィナーレはブルーホールの遊覧飛行です。

ベリーズの無人島で見た夕日ベリーズの無人島で見た夕日

中米最高峰タフムルコ(4,220m)

タフムルコはグアテマラ西部のシエラマドレ山脈に位置し、中米7ヶ国の最高峰です。まだまだ登山者も少なく、山中には手つかずの自然が残されています。登山は2泊3日のテント泊の行程になります。秘境であるが故に、トレッキングシステムもしっかりと整っていないため、テント泊の夕食時は焚き火を炊いて日本から持ち込んだ食事を温めました。質素でしたが、皆さんにも協力していただきながら作った食事の一コマは結束感が増し、良い思い出となりました。登頂日はヘッドランプを点けて暗い中でのアタック開始です。満点の星空を眺めながら山頂を目指します。上部は岩場となり、所々手を使いながら歩きました。やがて空が白みはじめ、地平線が赤くなる頃、無事全員が山頂に立ちました。美しいご来光に包まれた朝陽には“影タフムルコ”まで出現しました。その時の写真を添付しましたが、影タフムルコ方向に向かって歩いていたため、まるで宙に浮かぶ山に向かって歩いているような写真が撮れました。

タフムルコ山頂付近を歩くタフムルコ山頂付近を歩く

グアテマラってどんな国?

世界地図でグアテマラを指し示すことができる日本人は少ないと思います。日本人にとって馴染みの薄いこの国は、西部と東部で地形や文化がまったく異なります。西部はいたるところで噴火が起きる火山地帯が広がり、コニーデ型の美しい山々の麓に多くの先住民が暮らしています。彼らはグアテマラレインボーと呼ばれるカラフルな衣装を普段着として纏い、その模様は民族毎に異なります。日なたぼっこをしながら楽しそうに縫い物をしている姿が印象的でした。それに対し東部は標高も低く、ジャングルが広がる熱帯地域です。マヤ遺跡を訪れましたが、密林の中に突如として現れるピラミッド型の神殿には圧倒されました。早起きをして神殿に登りご来光を待つ間、密林の中からは「ウゴー!ウゴー!」とうなり声のようなホエザルの鳴き声が響き渡ってきます。やがて地平線から太陽が昇り、その光が各神殿を照らす美しさは、タフムルコのそれとは一味違った印象でした。

グアテマラの衣装を纏う女性グアテマラの衣装を纏う女性

ベリーズでカリブ海を満喫

べリーズはカリブ海沿いの小国で1981年に独立をはたした私よりも若い国です。今回はわずか1泊2日の滞在でしたが、限られた時間ではありましたが、ベリーズを思う存分に堪能しました。当初予定していなかったカリブ海クルーズのご希望があり、急遽全員でボートを貸し切り、無人島を訪れました。バリアリーフ上にあるその無人島は海の透明度が極めて高く、私たちは、ぎりぎり間に合った夕日を眺めながら時間を惜しむようにシュノーケリングを堪能しました。翌日はいよいよブルーホールの遊覧飛行です。ブルーホールは全長300Kmものバリアリーフの海上に直径300mの真っ青な円があり、一度は訪れたい絶景スポットとして世界中から注目されています。貸し切りのセスナ機でカリブ海を30分ほど飛行すると突然眼下にブルーホールが迫ります。パイロットは親切でブルーホール上を回転しながら複数回まわってくれました。参加者の皆さんは「これが目的だったの!」と興奮気味でした。

世界遺産グレート・ブルーホール世界遺産グレート・ブルーホール