世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

『みちのく潮風トレイル』は、青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐ全長約1025kmの国内最長ロングトレイルです。日本一美しい断崖やリアス式海岸ならではの風景、森と海のどちらの恵みも感じることができる点など、見どころが目白押しです。自然が織りなす圧倒的な美しさのなかを、潮風を感じながら歩きます。
第３回目となるpart.3では、南三陸エリアを中心に、「気仙沼市北部ルート」から「石巻市牡鹿半島南部ルート」にかけてを歩き、旅の終わりには天然記念物「シオガマザクラ」のある鹽竈神社を訪れます。南三陸エリアの美しい海と森が感じられるコースです。

【気仙沼市北部ルート】
多様な海岸風景が魅力的なルートです。津波に運ばれてきた巨岩を見ることができる唐桑半島を、巨釜・折石から南端の御崎まで歩き、専用車で2019年に開通したばかりの”復興のシンボル”「気仙沼大橋」を通って気仙沼大島に泊まり、翌日は島を一望できる亀山に登ります。

【南三陸町ルート】
志津川湾を抱く南三陸町を歩くルートです。修行僧が滝で水垢離（みずごり）を行ったとされる「行者の道」を歩き、古くから霊山として栄えてきた田束山（たつがねさん）に登ります。山頂は、志津川湾はもとより、太平洋を一望できる展望地でもあります。

【女川町ルート】
復興した美しい女川の市街地と稜線を歩きながらリアスの海岸地形を眺めることができます。女川町の市街地近くから歩き始め、牡鹿半島の第2の高峰である大六天山を登ります。

【石巻市牡鹿半島南部ルート】
捕鯨の町・鮎川からチャーター船で牡鹿半島の海上に浮かぶ霊島・金華山を歩きます。古来より恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている金華山の山頂からは、太平洋と島々の絶景を望むことができます。


『ロングトレイル倶楽部』
近年｢ロングトレイル｣という言葉が地域経済の活性化と自然保護の観点から注目を集め、日本各地にも｢ロングトレイル｣が整備されはじめました。つなげてあるききることで得られる感動がいっそう大きくなる、そんな秀逸なトレイルに関心がある方々にぜひ歩いていただきたいコースを集めました。

写真提供：宮城県観光プロモーション推進室、おきなくらExperience Explorer Leaders